日々ドラマが生まれるトロトロ
ご想像いただけるかと思いますが、トロの中はとにかく人との距離が近い。 常に隣の人と肩がぶつかっている状態です。
それに加えてガーナ人はとってもフレンドリー。
ということで、トロの中ではたくさんのストーリーが生まれます。
時には大喧嘩、時には心温まるやり取り、車内全体が大爆笑に包まれることもあります。
ガーナは観光資源に恵まれた国とは言えませんが、お越しの際はトロトロに乗って旅をすることをオススメします。きっと面白いことがたくさん起こると思います。笑
交通事故大国、ガーナ
そんなほのぼのした話から一転して、ガーナではものすごい数の交通事故が起きています。
少し古い統計ですが、ガーナでは2011年一年間で交通事故の死者は13,572人(Motor Traffic and Transport Unit調べ)にのぼります。
対する日本は4,691人(交通局交通企画課調べ)。 ガーナの交通事故がどれだけ多いか分かります。
私の周辺でもつい数か月前、ホストマザーの妹さん(20歳前後の若い方)が交通事故で亡くなったり、職場の人が出張に行ったところ交通事故にあって数人が亡くなってしまったりということがありました。
ドライバーのむちゃくちゃな運転ももちろん一因ではありますが、この交通事故の多さは不整備車両の多さに起因しているような気がしてなりません。
なにせ走っている車の多くは中古車、それに加え1つの車をなが~く使うため、老朽化も著しい。
トロに乗って移動していても、しょっちゅう不調により車が止まります。
すごいのは、みんなドライバーと通行人が自力でなんとかしちゃうってことですね。たくましい。 でも不安は残ります。
こんな風に立ち往生することも少なくありません。 最近一番酷かったのは、知人の車に乗せてもらった時にタイヤがバーストしたこと。 すごい音がして、慌てて路肩に駐車しタイヤを見てみると見るも無残な姿になっていました。 何もなかったことが奇跡だ・・・
ガーナの隊員の中にも「自動車整備」という職種で、日々このような状況の改善のため活動に励んでいる方もいます。
これから、少しずつでも良くなることを願っています。
とりあえず帰国まで何もありませんように!
それではまた来週―!