アフリカの神秘。コサ族に伝わる浄化のお香“ンペポ”。

浄化作用のあるコサ族に伝わる天然のお香“ンペポ”

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トランスカイに移住して6年目の私は、主人の影響で伝統的な薬草を知ることが多い。

その中でも私が常用している薬草の一つに”Impepho(ンペポ)”と呼ばれるものがある。ンペポはコサ族とズール族に伝わるお香で、悪いエネルギーを追い払い、良いエネルギーを呼ぶとされるものだ。

浄化のお香なので、空間、パワーストーン、人など、あらゆるものを浄化する。

11月になると黄色い可愛い花を咲かせるこの植物は、キク科ムギワラギク属に分類される植物で、南アフリカに自生している。

その香は、懐かしい香り。レッドインディアンに伝わるホワイトセイジのあの香りに似ている。そして少しキクの香りがあるのが特徴だ。

日本人には懐かしいような、馴染みのある香りだ。

先祖と繋がる時に焚かれるという日本のお線香にも似たこのお香は、サンゴーマが儀式を行う時に焚くことも多く、コサ族の伝統薬草の代表格と言っても過言ではない。

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出典元:https://twitter.com/adverttown/status/730481625176395776

また、今はキリスト教の布教でこの文化もなくなってきたが、ひと昔前は多くの家でンペポを日常的に焚き、空間を浄化し、先祖と繋がっていたそう。

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出典元: http://khokhovula.co.za/spiritual-connection/traditional-healing-spiritual-connections-impepho

赤ん坊はその純粋さから、ネガティブなエネルギーも吸収しやすいと考えられているコサ族。スマッジングと呼ばれる人を浄化する方法で、煙に赤ん坊をくぐらせ、浄化するという。

またリラックス効果があるので、夜泣きにも効果があり、私の子供は二人とも夜泣きをした時に、煙にくぐらせ、少し煙を吸わせていた。驚くほど夜泣きがピタリと止む。また悪い夢を見ずに安眠できるとも信じられているので我が家では寝る前によくンペポを焚いている。

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出典元: https://inkanyiso.org/2014/07/28/2014-july-28-comforts-coming-of-age-ceremony/comment-page-1/

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