その1の文章ネームに続きボツワナの命名、
今回はキラキラネームについてのお話です。

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聞く所によると、ボツワナだけの話ではないんですが、
途上国のせいなのか、アフリカのせいなのか、文化の違いなのか
ボツワナ人はときどき「え、マジで?」というような名前をききます。
前回のセンテンスが名前になってる人ほどの衝撃はないんですけどね。

しつこいようですが
独立にあたり特に大きな摩擦がなかったボツワナでは英語名の人が多いです。
多分、半分くらいが英語名でツワナ語が半分くらいでしょう。

 

どストレートなツワナ語の名前

名前は「美しい」だとか「星」「花」など単語そのものを付けることが多いんです。

例)
ボンテ(美しい)
ナレディ(星)
イツメレ(幸せ)
ディトゥーニャ(花)
テーベ(盾)
ンポ(贈り物)
ネオ(贈り物)
ボン(贈り物)
タート(愛)
ロラート(愛)
コシ(王、村長、チーフ)
ボト(調和)
ムツシ(助ける)

これは別に日本でもあるので違和感ない感覚ですよね。

 

英単語名前の人々

ボツワナ人は前述の通り英語に大して反発がなく
なぜか親がツワナ語名をそのまま英訳したような名前つけちゃうんです。
ツワナ語だと別に違和感ないし、響きもツワナ語っぽくていいと思うんですが
問題はこの感覚をそのまま英語にもっていっただけという所。
英語圏にはない文化なんですね。

ビューティーさん(美しい)
ハッピーさん(幸)
プリンセスさん(姫)
イノセントさん(無罪)
フェイスさん(信仰)
プレシャスさん(貴重)
サイレントさん(無言)
コスモスさん(宇宙)

ちなみに私の上司はイノセント(無罪)さんといいます。

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写真一番左のおっきいおじさんです 笑

番外編ですが、結構いるのが

ハボロネさん(首都の名前)
ボツワナさん(く・・・国の名前)
モサルワさん(ブッシュマン)→実際きくとブッシュマンに属する民族出身

 

和名か?と思う発音もある

超余談ですがタナカさんという名前が結構ボツワナにはいます。
これはカランガ語(ボツワナ北東部にいる民族)で「美しい」という意味だそうです。
タナカさんは日本人に覚えられ易いですね。

他にも意味を聞いた事はないですが
ワダさんとか、ナオミさんとかいます。

 

外人に覚え難いからって名前を工夫するサファリガイドたち

ボツワナに来た旅行者にいきなりツワナネームで自己紹介しても覚えてもらえない。
だからガイドたちはいろいろなペンネームを使います。
例えばThato(タート、愛)さんだったらMr. T、
Itumeleng(イツメレ、幸せ)だったらITなど省略系にしたりするんですが
なんか直訳で「アクション」とか「キャプテン」とかって英名名乗ってきたりすることも・・・
最初は会話の中で人の名前だって認識できないですね。

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これは私たちがツワナネーム使うのと同じかな。

私のツワナネームはアメ(Ame)といい、ツワナ語で「私の」という意味です。
親が子供に私の大事な子という意味でつけるようです。
本名の洋美(Hiromi)はH発音がツワナ語にないことと、
Rの発音が日本語のRとかけ離れていることから、覚え難いし発音できないので
基本アメの方を好んで使っています。

現地人に「“ひろみ”ってスペルどう書く?」ときくと
DiromiとかKiromi とかっていうスペルがかえってきます。

無理矢理に説明するときは「ヒラリー・クリントンのヒだ!」と言っています。

考えてみたら、苗字の伊藤「Ito」が世界的に覚え易いということに最近気がつき、
こっち使う手もあったなと今更思ってます。

名前はシンプルにこしたことないですね。


 

これってアフリカ特有?ボツワナの命名 その1〜人の名前がセンテンスになっている?!〜

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Hiromi Ame
グラフィックデザイナー。東京の広告制作会社2社に合計約8年の勤務を経て、2014年7月より青年海外協力隊で南部アフリカのボツワナに派遣、国立博物館の制作部にデザイナーとして配属されています。アフリカにいながらカンボジア(東南アジア)のNGO団体の広報活動の仕事もしていたりします。他国ボランティアからデザインの仕事も引き受けていますので、お気軽に連絡ください。