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住友電気工業は、モロッコ王国太陽エネルギー庁と実証契約を締結した「1MW集光型太陽光発電(CPV)プロジェクト」の設備が完成し、2016年11月10日に竣工式を行いました。CPV発電プラントは2016年11月より稼働し、2021年5月まで運用実証を行います。住友電工はこれを機に、世界各地の高日射地域でCPV事業の展開を目指します。

モロッコ、太陽エネルギーの活用に大きな可能性!

アフリカの西部に位置するモロッコ王国は、日本の約1.2倍の国土に約3,392万人が暮らしています。モロッコの南部はサハラ砂漠に面するため、高い日射量を有することから、太陽エネルギーの活用に大きな可能性を持っています。

モロッコでは、自国内での電力自給率向上のためにこの豊富な太陽エネルギー資源を有効活用するべく、2020年までに2000MW、2030年までに4500MWの太陽エネルギー発電設備を導入する政府方針が掲げています。

住友電工、モロッコにメガワット級発電プラントを建設!

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住友電工は、2016年5月4日に開催された第4回日本・アラブ経済フォーラムにおいて、モロッコの再生可能エネルギー導入の主導機関であるモロッコ王国太陽エネルギー庁(MASEN:Moroccan Agency for Sustainable Energy)と「1MW集光型太陽光発電(CPV)プロジェクト」に関する実証契約を締結しました。

日本・アラブ経済フォーラムとは、貿易、投資、エネルギー、科学技術、人的資源開発などの幅広い分野での協力を通じた日本とアラブ諸国との経済関係の強化を目的として設置された、政府及び経済界による日本・アラブ間での官民対話の枠組みです。

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住友電工は、2013年4月よりモロッコのカサブランカ郊外の当社グループ会社敷地内において実証実験を開始していました。2015年9月からはワルザザートのMASENの研究施設敷地内に20kWCPVシステムを設置し、実証実験を行ってきました。今回、締結した実証契約ではその規模を拡大し、初のメガワット級発電プラントを共同で建設、運用実証を行います。総発電量の計測や品質分析を行い、気象や砂塵状況に左右されない安定した発電を目指します。

住友電工の太陽光発電が持つ2つの特長!

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住友電工のCPVは2つの特長を持っています。1つは、高効率、高出力でかつ高温度環境に優れた発電システムです。CPVは、変換効率が極めて高い化合物半導体の発電素子を用い、太陽を正確に追尾しながらレンズで直達日射光を集め発電する仕組みになっています。変換効率は一般的な結晶シリコン太陽電池に比べて約2倍で、また発電素子の温度依存性がほとんどないことから、CPVは直達日射量が多く気温が高い地域で有効な発電システムとして期待されています%e3%82%b9%e3%82%af%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%b3%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%83%e3%83%88-2016-11-25-20-51-17

もう1つは、薄型で軽量なモジュールであることです。集光型太陽光発電装置業界でトップレベルとなる、厚み約120mm、重量約8kgの薄型軽量モジュールを開発しました。薄型で軽量なモジュールは、輸送時のモジュール積載効率の向上や現地設置作業効率の向上、また、太陽を追尾する架台に多く搭載できるなどのメリットがあり、発電システムのトータルコスト低減に貢献できます。

CPVプラントが完成!運用実証を開始へ!

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住友電工がMASENとの実証契約に基づき、建設を行っていたCPVを用いたメガワット級発電プラントが完成し、2016年11月10日にモロッコのワルザザート市で竣工式が開催されました。式典には、駐モロッコ日本国特命全権大使である黒川恒男氏、モロッコ王国太陽エネルギー庁長官・ムスタファ・バクリ氏をはじめ、両国政府関係者およびその他関係者、総勢100名超の参加しました。

住友電工は今回のメガワット級発電プラント運用実証開始を弾みとし、モロッコだけでなく中東諸国をはじめ世界各地の高日射地域でCPV事業の展開を進めていきます。


記事提供元:モロッコ王国での集光型太陽光発電(CPV)プラント運用実証開始についてモロッコ王国太陽エネルギー庁と集光型太陽光発電(CPV)プラント運用実証契約を締結

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