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世界経済フォーラム(ダボス会議)の年次総会に先立ち、現在の進捗状況のままでは、極度の貧困から 最後の子どもが抜けだすのは西暦2482年になると、子ども支援を実施する国際NGO”セーブ・ザ・チルドレン”が発表しました。「持続可能な開発目標(SDGs)」において、極度の貧困 をなくすことを約束した達成目標年である2030年から452年も遅れるという厳しい見通しとなりました。

極度の貧困が生み出す負のスパイラルとは!?

世界銀行は、2013年には7億6,700万人以上が極度の貧困状態にあり、その半数の3億8,500万人が子どもだと発表しました。2012年時点では極度の貧困状態にある子どもの大多数は、サブサハラ以南アフリカと南アジアに暮らしており、その比率は世界全体の53%と32%となります。なお極度の貧困状態にある子どもとは、1日当たりの所得が1.90ドル以下の家庭に居住する子供であると世界銀行によって定義されています。

また極度の貧困状態にある大人は世界人口比では9.2%ですが、子どもは19.5%と大人の2倍になっています。これは、より貧しい家庭ほど、より多くの子どもを持つ傾向があるためです。

貧困の中で暮らす子どもたちは、5歳になる前に死亡したり、発育阻害や栄養不良に陥ったりする可能性がより高く、学校に通わない、卒業できない、または、学校で学べない傾向にあります。さらに、危険な労働、児童婚や強制的な結婚、買春や人身売買による搾取を強いられる傾向にあります。これらは、長期間にわたり子どもの発育に影響を及ぼすとともに、その子どもたちも貧困になる傾向があることを意味します。

18世代も遅れる!?極度の貧困をなくす達成年が大幅に遅れる見通し

2017年1月17日よりスイス・ダボスで開催されている世界経済フォーラム(ダボス会議)の年次総会に先立ち、セーブ・ザ・チルドレンは、極度の貧困から最後の子どもが抜けだすのは西暦2482年になると厳しい見通しを発表しました。これは世界のリーダーたちによって、2015年に国連総会で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」において極度の貧困をなくす目標達成年と定めた2030年から452年後になります。

またこの最後の子どもは、サハラ砂漠以南アフリカに暮らしている子どもになるそうです。2030年の時点では、1日1.90ドルの貧困ラインを下回る”極度の貧困生活を強いられる子ども”は1億6,700万人であると予測しており、その約90%がサハラ砂漠以南アフリカに暮らす子どもたちになります。

「Responsive and Responsible Leadership(迅速で責任のあるリーダーシップ)」を議論のテーマに掲げる2017年のダボス会議では、政治経済の不安定な動きの中で、貧困の根絶を含む持続可能な開発目標に焦点を当て、議論の重要な柱とすることが求められています。

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