アフリカで本格的な取材ができる唯一のプログラム!『Global Media Camp in セネガル』の魅力に迫る!

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“旅行では絶対に行けない場所に行き、出会えない人と出会い、聞けない話を聞き出し、記事を書いて発信する”、一風変わったプログラムがあります。それは「Global Media Camp」です。今回の行き先はプログラムスタート以来初となる西アフリカのセネガル。主催するのは、途上国・国際協力に特化したNPOメディアとして知られる「ganas」です。プログラムを通じて、10日間でセネガルのことを少しでも深く知れると同時に、質問力や伝わる書き方など“一生もののスキル”をアップできる「Global Media Camp」の魅力に迫ります!

レクチャーよりも「自分で質問」する!

プログラムの名称は『Global Media Camp in セネガル』です。取材先・テーマは参加者の要望をベースに決めますが、セネガル独自のイスラム教「ムーリッド派」やタリベ(表向きはイスラム教の修行をする少年。だが路上で物ごいさせられるケースも)、奴隷貿易、レバノン商人などが候補に挙がっており、いずれもメディアが取り上げない稀有なテーマとなっています。

Global Media Camp(以前の名称は「基礎ジャーナリスト講座」)をganasは2014年からこれまでに15回開催してきました。ただ行き先は、フィリピン、ミャンマー、カンボジア、ベトナムと東南アジア一辺倒でした。「世界は広い。アジアだけでは世界を語れない。満を持してアフリカのプログラムを作った。その第一弾が、治安が良く、面白そうなネタも豊富で、また日本から行く人が少ないセネガル」と、ganasの長光大慈編集長はアフリカ最初の行き先をセネガルに決めた理由を話します。

Global Media Camp in セネガルの参加者は現在募集中で、締め切りは7月24日。1万円お得な「早割」の期限は6月23日と迫っています。

Global Media Campを通して体験できるコト!

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Global Media Campでは文字通り、取材漬けの毎日を送ります。普通のスタディツアーでは例えばNGOを訪問しても担当者からレクチャーを受けるだけというのがほとんどです。しかし、Global Media Campは違います。参加者一人ひとりに通訳を付け、聞きたいことを自ら英語で質問します。例えばセネガルでは、英語を話せるセネガル人が付きます。担当者だけでなく、スタッフや子どもがいれば子どもにも質問をぶつけることも可能です。そのぶん事前準備も欠かせずハードですが、能動的に動いたほうがやりがいと面白味は段違いに大きいのです。

昨年春にフィリピンのプログラムに参加した土屋優介さん(当時高校生)は「お偉いさんからレクチャーを受けるのではなく、取材を通じて相手と『対話』できるから刺激的。たくさんの人を取材したことで、複雑な要素が重なりあってひとつの大きな問題が生じていると再認識できた」と振り返ります。

Global Media Campは、取材をして終わりではありません。取材が済んだら記事を書き、ganasのサイト(フェイスブック、ウェブ)で発信します。講師として同行するganas編集長からマンツーマンで指導を受け、リライトを重ねます。ときには追加取材することもあります。大変ですが、頑張ったご褒美として「いいね!」が200を突破する記事も生まれます。

ミャンマーのプログラム(2016年春)に参加した松本陸さん(当時東大生)は「粘り強く質問し、記事を書く作業は楽ではなかった。でも記事を完成させ、ganasのサイトにアップされたときの達成感は忘れられない」と目を輝かす。松本さんはその後、毎日放送に就職。いまはプロの記者として活躍しています。

「コピー品は悪」と決まっているのか?

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「Global Media Campでは、異文化の経験だけでなく、『スキルアップ』も重視しています。取材(インプット)から記事執筆・発信(アウトプット)までの一連のプロセスには『学びの要素』がたくさん詰まっています。利益を度外視して定員を8人に絞り、マンツーマン指導をするのもそのためだ」と長光編集長は語ります。

パワーアップできる第1のスキルが、記事の「ネタ」を探す力です。話をただ聞くだけでは記事は書けません。取材対象の話の中から「これ!」といったポイント・切り口を見つける必要があります。これが”ネタ”です。ネタは、その国の「面白いところ」「長所」「問題点」というケースが多いだけに、この力は「気づく力」に通ずるものがあります。「切り口によって、記事がつまらなくなったり、面白くなったりすることも実感できた」と過去の参加者は話します。

第2のスキルは、取材対象から情報を引き出す力です。過去の参加者からは「取材イコール会話ではないと気付いた」「インタビューしても、自分が満足する情報量と、記事として人に伝えるための情報量は全然違うと実感した」といった声が聞かれます。どんな質問を繰り出すかによって得られる情報の質と量は圧倒的に変わります。Global Media Campは「質問力」を特訓する格好の場です。しかも英語で。グローバルで活躍したい若者にとっては願ってもない経験を積める機会となります。

第3のスキルは、物事の奥を掘り下げる力です。2014年夏にフィリピンのプログラムに参加した早大生(当時)はこんな記事を書きました。

キティ天国”フィリピン、コピー品が人気を後押し?

記事を書く出発点となったのは、途上国で出回っているコピー品は“先進国(メーカー)目線”では「違法だ!」となるが、“途上国(貧困層)目線”ではどうなのだろうか、というひとつの疑問でした。ごみ山でも、農村でも、市場でも、路上でも、あらゆる場所でハローキティのコピー品を見つけては根掘り葉掘り聞き続け、100人以上を取材した結果、次のような見方を持ちました。

“コピー品は決して良いとは言えない。けれどもコピー品が横行しているおかげで、貧困層はハローキティのグッズを買うことができる。フィリピンではそのため世代・性別・階級を問わず、キティ人気が高い。コピー品の主な供給地・中国は取り締まりを強化しているし、フィリピンの経済発展も著しい。コピー品はいずれ下火になるはずだ。キティファンになっているフィリピン人はきっと、収入がアップしたとき、本物のハローキティが欲しくなるのではないか。コピー品には市場を開拓する力があるのかもしれない。”

「どの見方が正しいとか、間違っているとかではない。重要なのは、現地取材を通して、固定観念を突き破る柔軟な思考にたどり着くこと。これが、物事の奥を掘り下げる力。ganasのモットーである『複眼の視点』で物事をとらえることにもつながる」と長光編集長は語ります。

実は、この参加者はハローキティの大ファンでした。好奇心を源泉に取材と考察を重ねた結果が「記事」としての完結に繋がりました。

アウトプットするから体験が強烈に残る

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第4のスキルは「文章力」です。言い換えれば、伝わる文章を書くテクニックです。メディア志望の立命館大学の学生は「(参加して)コミュニケーションのとり方、コメントをとること、細かい点まで聞くことなどが勉強になった。段落構成や落としどころを決めるのも記事を書くうえでは大事」と得たものが大きかったと満足げに語ります。

体(足)と頭の両方を動かし続けるのが取材。1週間(セネガルは9泊10日)の取材経験で参加者は何を思い、どう変わったのか。それを最後に紹介します。

「自分が普段いかにボーっと生活しているかを痛感した。納得した取材をしたと思っても、書く段になって矛盾に気づく。頭を常に働かせ続ける緊張感は今まで味わったことがなかった」(拓殖大生)

「インタビューの際にどうやって人の心をつかむか、知りたいことをどう聞き出すか、データをどう取ってくるか、文章の組み立てはどうするかなどを学んだ。自分のスキルが日に日にアップするのが実感できた。アウトプットするから、ひとつひとつの体験が強烈に印象に残る」(当時筑波大生)

「今までいかに、見たものや聞いたものを思考せずにそのまま受け入れ、納得していたかを痛感した。好奇心や想像力で日常はもっと面白くなる。毎日が楽しくなった」(阪大生)

「普通は見ることのできない世界が見られた」(社会人)

「インタビューを通じて、自分が途上国に対して誤解していたこと、知らなかったことがたくさん見えた」(当時山口大生、この6月から青年海外協力隊としてマラウイへ)

「自分の日本語力、質問力、ブレスト力の足りなさを痛感した。だが同時に、力の成長も実感できた。取材を重ねるうちに記事を書くのが楽しくなった。さまざまな場所を取材で訪問するので、自分の進路を考えるうえでも参考になった」(慶大生)

Global Media Camp in セネガルの詳細

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  • 行き先:セネガル:ダカール
  • 期間: 2017年8月24日(木)~9月2日(土)
    *8月24日に現地集合(ダカールの空港でお迎え)、9月2日の朝に現地解散、9泊10日
  • 料金:社会人22万8000円、学生20万8000円
    *渡航費(エチオピア航空で12~13万円ぐらい)、保険代、黄熱予防接種代は含みません
    *含まれるもの:講習費、現地での移動費(帰りのホテル⇒空港は除く)、宿泊代、食事代(朝、昼、夕。飲み物は除く)
  • 〆切:2017年7月24日(月)
    *2017年6月23日(金)までのお申し込みは1万円割引
    *ご友人同士で申し込むとそれぞれに1万円キャッシュバック(ganasの各種有料プログラムに初めて参加する方が対象。説明会でお友だちになって一緒に申し込んでもOK)
  • 定員:8人(先着順)、最少催行人数4人
  • 事前研修:8月前半を予定(最低6時間)
  • 報告会:2017年10月末または11月上旬を予定(希望者のみ)
  • 詳しい資料:http://u0u0.net/DLhj(参加者の声、参加者が書いた記事も収録しています)
  • 特典:2017年秋の「グローバルライター講座」「77日記者研修」が無料になります(詳細はお問い合わせください)
  • 問い合わせ先:特定非営利活動法人開発メディア(ganasの運営団体) devmedia.ganas@gmail.com

セネガル(ダカール)のここが魅力!

  • なかなか行けないアフリカに行けて、しかも取材までできる!(取材先をアレンジしてもらえるうえに、取材の仕方&記事の書き方を実践的に学べる)
  • アフリカなのに、治安の良さは日本並み!
  • 期間が9泊10日。他の行き先よりも長い!
  • アフリカのプログラムの割には格安!(今回だけの特別価格。加えて、早割や友だち割もある)
  • 奴隷貿易の拠点となったゴレ島に行くことも可能。奴隷制についてリサーチできる!
  • 「タリベ」(表向きはイスラム教の修行をする少年。実際は路上で物ごいさせられるケースも)を取材できる!
  • セネガルのイスラム宗派「ムーリッド派」を深掘りできる!
  • セネガルに多いレバノン商人を取材できる!
  • 現地コーディネーターはセネガル事情に詳しい山田一雅氏(アフリカ商会)

Global Media Campの説明会の日程(無料)

気になる方はまず、説明会に参加してみてください。
場所は、東京・市ヶ谷のJICA地球ひろば(東京都新宿区市谷本村町10-5)です。

詳細はURLをクリックしてください。
お申し込みはdevmedia.ganas@gmailまで。


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