現地に残る仕組みづくりを!アフリカ・ガーナが抱える衛生・ゴミ問題への挑戦!【第5回】

こんにちは、東京外国語大学の若松南菜子です。西アフリカのガーナに来て1ヶ月ほどが経ちました。今回はガーナでのインターンシップ内容とこちらでの生活について書きたいと思います。まだまだ自分に取り組めそうな課題を特定し、動き始めたに過ぎないので、残りの期間でうまく仕組み化できるように頑張りたいです!

ガーナで暮らして分かったカルチャーの違い!

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ガーナでホームステイをしていて驚いたのは、女の子は太っていたほうがよいという価値観です。ホストマザーが毎食ご飯を用意してくれるのですが、量が多い!!一番多かったときには2人前はあるんじゃないかと思うほどのたんぱく質を一晩で摂取しました。

ホストマザーに量を減らしてほしいと頼んだのですか、「あなたはもっと食べてもっと丸くなったほうが魅力が増すわよ」と言われて変化はありませんでした。3週間この量を食べているので、もうガーナの食事の量になれてしまいました、慣れって怖い。

あとガーナでの生活で大変なのはシャワー。なぜか若干黄色っぽい水で、毎朝6時すぎにバケツシャワーするのですが、とっても冷たい。6月頃のプールの授業を思い出します。いまだに朝シャワーの冷たさには慣れていません。

週末はアクラで過ごしています。NGOのオフィスでミーティングをしたり、日本人に会ったり、観光をしたりしています。アクラは海が近いので村に比べて蚊が多いのですが、村に蚊帳を置きっぱなしにしているのでマラリアにならないか心配になりながら寝ています。まだアクラとウンクムにしか滞在したことがないので他の都市にも行きたいです。

ガーナの衛生・ゴミ問題に挑戦!

前回の記事で述べたように、私は現地NGOのもと、医療・衛生分野から村にアプローチしています。

ガーナに滞在して約1ヶ月経つ間に様々な健康や衛生に関わる問題を目にしました。中でも衝撃が大きかったのがゴミ山。この村にはゴミ収集サービスがないため村の全てのゴミがゴミ山に集められ、巨大化し続けます。ゴミ山をなくしたい、と思ったものの、現実的に考えれば私の力ではできそうもありません。

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コミュニティーのゴミ山の様子

そこで私にできることとして山の周辺に散らばったゴミを1カ所に集め、ゴミ山に火をつけてかさを減らすための清掃活動をしようと考えました。

後日、村長と村の衛生・健康に関する課題を話したところ、最も重要なのは”村人の習慣を変えること”だと言われました。新しいものが流入し、それに対応した習慣が必要になっています。

例えばビニール袋の流入。ビニール袋は自然に分解されず、動物が食べることもないのでそのままゴミとなり、ゴミが溜まりやすくなります。するとポイ捨てをしない習慣がより必要になります。習慣を変えるには長い年月がかかります。

そこで村人を主体にしたクラブを作り、清掃活動と村人への啓発活動を行おうと考えました。衛生環境の改善を目的としたAgona Nkum Hygiene Club です。

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ゴミ山の清掃活動

清掃活動はすでに2回行っていますが、蚊の発生原因となっている排水路の掃除に必要な長靴やシャベルが不足しているので、私が帰国後に日本でファンドレイズをし、必要なものを調達してもらおうとしています。

それに伴い次週から広報の準備も進めていきます。インターンの後半戦は村人への衛生教育の枠組みを作ることに注力します。やっと一つ課題と解決方法を特定した、というところです。

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清掃活動後のミーティング

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