日本の建築士がアフリカで起業!僕らが大手建設会社を退職してまでマラウイに来た理由!

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僕らは今、マラウイの建築業界で起業しようとしている。もう申請中なので2ヶ月後にはマラウイに僕らの法人ができるはずです。

思い切ったね!とか苦笑いされたりする。日本での社会人生活に疲れたんだね!・・・・いや一応違うんです、、なんでまたそのような考えに至ったか、自分なりに考えて見た。

日本で感じたこと!

建築学科を卒業し新卒で入社して、建設会社で働いた。入社したての頃は終電まで仕事をして休日出勤をしてなんていうのは当たり前で想像をしていた業界通りの厳しさだった。(今はかなり改善されております!)

幸い僕らは同僚や先輩、上司に恵まれ良い環境で社会の厳しさと建築がかたちになるまでを学んだ。それと同時に、このままで良いのか、もっと広い世界に飛び出したい、たくさんの人と会いたい、建築とはなんだろう、と考え出した。

そんなこんなで紆余曲折し退職に至った。会社の方々、関係者様、またお客様には本当によくして頂き感謝してもしきれません。

アフリカを目指した理由!

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それは急速に経済発展する環境に身を置きたかったからである。アフリカと聞くと危なそうとか、病気がとか、暑そうとか、そう言ったイメージをしていたし、そうおもっている方が多いはず。

カカオ、コーヒー、マサイ族、ライオン、キリン、カバのイメージですよね!近年、2012年アラブの春、2014年南アフリカW杯、またインターネットに普及により急速に経済発展を遂げている国も少なくない。ラストフロンティアと言われる所以でしょうか。また出生率も高く若者の人口がとても多いです。

マラウイ大使館を訪問した際、一級建築士ですと自己紹介したら大使自らがわざわざ出てきてくれてマラウイにぜひ来て欲しいなんて挨拶されとても驚いた。20年後はきっとこんなことないだろう。

個人旅行から着想を得てDMMアフリカを立ち上げ、アフリカに巨額投資すると名言したDMM会長の亀山さんがこれからはB to CでなくB to G(Goverment)だよと言っていた記事を思い出した。

今だからこそ日本人の僕らができることを模索し始めた。

マラウイに決めた理由!!

アフリカと一言に言っても数多くの国がある、その数54ヶ国と地域!

その中からなぜマラウイを選んだか。それは、以下の3つが理由だ。

  1. 治安が良い
  2. たまたま知り合いが多かった
  3. これからの国でありポテンシャルを感じる

その前にマラウイの紹介!

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  • 国名:マラウイ共和国
  • 国土:11.8万㎡(九州と北海道を足したぐらい)
  • 人口:1721万人(2015年:世銀)
  • 位置:マラウイ湖(世界9番目の大きさ!沖縄と鹿児島を除いた九州と同じぐらい大きい!)に面しており、モザンビーク、タンザニア、ザンビアに面する内陸国。
  • 首都:リロングウェ
  • 経済:一人あたりGNI・・・340US$(2015年:世銀)
  • 主産業:農業(タバコ、メイズの生産)労働人口の80%が従事している。タバコは世界的な禁煙の流れから新たな外貨取得源の確保が課題。

① マラウイは治安が良い!

マラウイは穏やかでフレンドリーな国民性からwarm heart of Africaと呼ばれている。

治安が悪いイメージのつきまとうアフリカ。例えば、ケニアのナイロビはスーパーに買い物に行くにもタクシーを利用するほど治安が悪いともいうし。エチオピアのアディスアベバはとにかく盗難が多く、気は休まらない。南アフリカでさえヨハネスブルクは治安の問題は未解決だ。

マラウイはというとJICA女性スタッフが夜一人で出歩くことを許される程治安が良い。なんでか、、国民性という以外ないかもしれないが。とは言ってもアフリカの中では良いというレベル、日本とは違い盗難などの危険性は無視できない。

② たまたまマラウイに携わっている知り合いが多かった!笑

日本が国際協力においてマラウイに力を入れているということもあり、周囲に何人かマラウイ関係者がおり話を聞いているうちに自然と興味を持った。またその関係で紹介してもらったマラウイ人もとても良い人が多かった。

③ マラウイは経済的にこれからの国!

首都リロングウェの空港に最初降り立った時は小学校かと思うほど簡易的だったし、今いるところがそのはずなんだけどどこに首都があるの?と思うほどリロングウェは高い建物がない。

建物がまだたってない空き地が首都にまだまだたくさんあるし、異常に道が広い笑!!それに電気が止まることや、断水はしょっちゅう。電気が止まればロウソクに火を灯し、断水時はあらかじめ水を汲んでおき桶でシャワーやトイレを流す。

おまけに僕らの生活になくてはならないインターネット環境が最悪!!キャリアの電波も弱いし、wi-fiが使える施設も少ないしあってもすごく弱い!

もう発展している南アフリカやケニアに行く方が仕事をスタートさせるには良いかもしれないが、手付かずのマラウイのポテンシャルに僕らは惹かれたし、親切な国民性のマラウイ人との関わりに魅力を持った!だからこそ何かできるはずだ、と感じた。

そんなこんなで僕らはアフリカのマラウイで起業しようという結論に至った。

まだ早いという人もいるし、羨ましいという人もいる。ただもっともっと色々なものを今のうちに見たいし感じたいし、チャレンジングな気持ちを抑えきれなかった!

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