農業を通じてウガンダでエイズ孤児を育てるシングルマザーを応援!PLASの新たな挑戦を聞く!

ウガンダでのプロジェクト!

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PLASがプロジェクトを実施している国の1つである東アフリカのウガンダは、”アフリカの真珠”と呼ばれるほど緑豊かな国です。人口は約3800万で、その過半数が18人未満と若く、今後成長の可能性が高い国です。

地域によって差はありますが、ウガンダのHIV感染率は平均6.5%(UNAIDS 2016年)です。PLASが活動を始めた2005年にはHIV/エイズによって年間10万人が亡くなっていましたが、政府やNGOなどの啓発活動や抗HIV薬の普及により年々減ってきています。

実際、かつてはHIV/エイズによって両親が亡くなっているケースが多かったそうです。しかし、今はエイズ治療薬のおかげで生きられる可能性が高まっており、片親のケースが増えてきています。

なかでもHIV陽性のシングルマザー家庭は、貧困に陥りやすいという課題を抱えています。PLASは、そんなお母さんと子供たちに支援を届けています。

SHG”カユンガ”との出会い!

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ウガンダのパートナー団体の1つが、”カユンガ”というグループです。カユンガは、1999年から首都カンパラから車で3時間、アフリカ最大の湖、ビクトリア湖に面したジンジャ県カユンガ村で活動しているHIV陽性のシングルマザーによるセルフ・ヘルプ・グループ(自助組織)です。

メンバー40人は全員HIV陽性です。カユンガ村では、家庭の経済的な理由から4人に3人のエイズ孤児たちが小学校を中退しています。

カユンガは、PLASが上記の選定基準がつくられる前に出会ったグループのため、メンバーの誰もパソコンもスマホも持っていません。そのため、いつもは国際電話を通じてコミュニケーションをとっています。

カユンガとの出会いは2012年、エイズ問題に取り組む様々な団体とネットワークを持つ現地NGOから紹介されたことがきっかけだったそうです。

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「明日の暮らしが分からない中で、メンバーの女性たちも支援を受けることができたのに、自ら辞退していました。自分たちよりも、もっと大変な家庭のために支援したいから、自分は後回しでいいんだと。自分一人のためでなく地域のために何かしたいという想いに、すごく心が動かされました。」と小島事務局長はカユンガの女性たちについて語ってくれました。

カユンガは同じ境遇のお母さん同士が集まって活動を開始し、養鶏をしたり、積み立てを行ったりして資金を蓄えて、教育代や制服代の支援などを行っています。”地域の未来を良くしたい”との想いから草の根で活動しており、プラスに頼るのではなく、農業スキル・資金など自分たちの力では補えない部分だけをサポートしてもらうという、真摯な姿勢で活動を続けているグループです。

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