サムライインキュベート、世界初のVCとしてルワンダに進出! アフリカでシード投資を展開!

シード特化型の出資・インキュベーションを行うサムライインキュベートは、アフリカ大陸のスタートアップへ投資・インキュベーションを目的とするリープフロッグベンチャーズを子会社として設立し、支店をルワンダに開設しました。東アフリカと南アフリカの現地シードスタートアップ企業に対して投資・インキュベーションを行います。

世界初のベンチャーキャピタルとしてルワンダに進出!

ルワンダの首都キガリ

2008年に設立されたサムライインキュベートは、これまで日本におけるシードスタートアップへの出資・インキュベーションや、大企業のイノベーション支援のほか、2014年からはイスラエルに拠点を設けて活動を行ってきました。これらの海外における活動の中で、これまで東アフリカに位置するルワンダ共和国を中心にアフリカ大陸に注目してきました。

特に活動拠点を設けるルワンダは、平和再構築と国の再建にあります。ルワンダ政府とも連携しながら国が抱える様々な課題と向き合い、現地スタートアップへの出資・インキュベーションなどを通じて、国全体のイノベーションを起こすチャレンジをしていくことになりました。

今回、子会社としてリープフロッグベンチャーズを設立し、ルワンダを活動拠点とする世界初のベンチャーキャピタルとして進出しました。寺久保 拓摩氏が代表取締役社長としてルワンダに赴任し、スタートアップ育成に取り組みます。

アフリカ5カ国を対象に投資・インキュベーションを実施!

Leap Frog VC
Leapfrog Ventures HPより

リープフロッグベンチャーズは、世界初のルワンダを活動拠点とするベンチャーキャピタルとして進出します。ルワンダを中心として4億人のマーケットがあるケニア、タンザニア、ウガンダの東アフリカに南アフリカを加えた5カ国の現地シードスタートアップ企業に対して投資・インキュベーションを行い、若者が多いアフリカ大陸において若年層からのアントレプレナー育成を実施しスタートアップ大陸を目指します。

また、ルワンダ政府と連携して日本企業向けに「Rwanda-Japan TechSandBox」を提供する構想を検討しています。日本や欧米などの先進国では実証実験などの取り組みが困難で複雑な規制の枠にとらわれないルワンダにおいて、情報革命時代に最適化された国づくりの実現を目指します。

なお会社名である「leapfrog」とは“リープフロッグ現象“で表現される、新興国の発展において先進国同様の段階的な進化を踏むことなく、途中の段階を全て飛ばして最先端に到達させることを目指すという意思を社名に表しています。新興国を先進国に押し上げるだけでなく、アフリカから情報革命時代に最適化した世界最先端を新興国から生み出していくという意味が込められています。

アフリカで解決に取り組む5分野と課題

リープフロッグベンチャーズは物流、金融、ヘルスケア、農業、エネルギーの5分野の課題解決に取り組むビジネスを対象に投資を実施していきます。

物流分野では、インフラの未整備、また16カ国もの内陸国があることによりアフリカの経済発展に伴って高い物流コストがかかってしまうことが課題となっています。金融分野では、サブサハラ以南アフリカにおいては約70%の人が銀行口座を持てず、金融にアクセスできていないため生活レベルの向上が困難な状態にあります。

またヘルスケア分野は、出生児の平均余命が58歳、1万人あたりの医師の数が2.7人と日本の23人と比較して圧倒的に低いことが課題となっています。農業分野では、サブサハラ以南アフリカでは農業従事者が各国平均68%と高い割合に対して生産性が低く、人口増加に伴い未来の食糧難の危機が予測されています。エネルギー分野では、サブサハライバンアフリカの約65%の人は電力供給を受けることができていません。特に農村部においては約80%が未電化の状態です。

ファンドは日本の大企業から出資を募る形で5億円規模で組成しており、スタートアップ1社あたりの出資額は最大約500万円で約80社への投資を目指しています。


記事提供元:テクノロジーでアフリカ大陸を変革する「株式会社リープフロッグベンチャーズ」を設立 〜 世界初 ルワンダ共和国が活動拠点のベンチャーキャピタル 〜|PR TIMES

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