ナイジェリアが半年ぶりの内閣組閣へ。経済復興に向けて動きだす。

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ナイジェリアのブハリ大統領が、5月末に就任から約半年後となる11月11日に内閣を組閣しました。重要閣僚には投資銀行や大手企業出身者などが選ばれています。組閣に時間がかかった原因としては、閣僚候補の不祥事などに関する「身体検査」のほか、宗教の違いや多くの部族を抱える大国特有の地域バランスへの配慮、与党・全進歩会議(APC)内の調整などに手間取ったためと言われています。

ナイジェリアのブハリ大統領は、過去に少佐としてクーデターを行いました、シェフ・シャガリ文民政権を打倒しました。1983年〜1985年に一度ナイジェリアの指導者となりましたが、イブラヒム・ババンギダのクーデターによって失脚しました。その後、石油信託基金の総裁を経て、2015年より大統領を務めています。

しかし、アフリカ最大の経済国家となったナイジェリアの経済を取り巻く状況は厳しさを増しています。原油が一大産業であるナイジェリアでは、原油価格安の影響を受けて経済が減速しています。また、通貨安圧力を抑え外貨準備の減少を防ぐために中央銀行は外為市場規制を導入国内は著しい外貨不足にも見舞われています。実際に決済の遅延など日本企業も含めてビジネス市場に影響が出ているそうです。地域間、民族間、宗教間で様々な問題を抱えるナイジェリア。ブハリ大統領の早急な改革が求められています。

引用元:jiji.com

photo credit: Gen Buhari via photopin (license)

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