ガーナの農村の人々と、自分の将来の夢と、向き合い続けた6週間のインターン!【第9回】

お久しぶりです。ENインターン3期生の村上晴香です。ガーナから日本に帰国してから、かなりの日時が経ってしまいました。記憶はどんどん失われていくけど、確かに私の中に残っているものがあって、こうやって公の場に発信でいることはとてもありがたいことだと思います。拙い文章ですが、後編も最後まで読んでもらえると嬉しいです。

ガーナで感じた暴力と衛生環境という課題!?

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前提として、私は途上国の人たちが必ず不幸だとは思っていません。彼らなりの幸せがあり、それを否定することはできないと思うからです。また、何の専門的な知識も持ち合わせてない、いち学生がたったの6週間をガーナのとある一つの村で過ごしただけなので、これをガーナの課題と断定することもできません。以上を踏まえたうえで読んでもらえたらなと思います。

私が6週間過ごして、一番問題意識を感じたのは、飾らずに書くと、暴力と衛生環境でした。印象的だった出来事があります。私が知り合う人の輪を広げようとまだ一度も行ったことのない家に行った時のことです。

家の中には20歳前後のお母さんと三人の子どもがいてその中にまだ1歳にも満たない男の子がいました。お母さんは村のほとんどの女性が作っているお皿を作っていて、その子どもはお母さんの周りをうろちょろしていました。よく見ると、その子はおしめをしていなくて下半身が裸でした。

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ちょっと話していると、子どもがおもらしをしてしまって泣いてしまいました。おしめがなく、垂れ流しになっているので子どもが泣くのは当たり前です。

しかし、そのお母さんは子どもの頭をたたき、叱りました。私はかなり衝撃を受けて、しばらくショックで放心状態でした。その時の私は何もすることができなかったし、6週間でこの課題に取り組むことはできませんでしたが、教育の大切さを身に染みて感じた出来事でした。

子どもたちのためのイベントを開催!

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子どもたちとワクワクするイベントを開こうと、たくさんの人に協力してもらって、最終的に大成功を収めることができました。

イベントについて説明すると、普段自分の特技を披露する場がなく、楽しみにできるイベントが少ない(学校でもお金がなくて行事などがほとんど行われていない)子どもたちが楽しみにできる、ワクワクできる場所をつくりたくて、ダンスや歌などをみんなの前で披露したい子どもたちを募集しました。

最初はイベントに参加してくれる子どもたちがいるのか、また会場や音響はどうするのかなど不安でいっぱいでしたが、なんかイベントがあるらしいぞ!という噂は子どもたちから村の大人たちまで広まって、出演応募者は60人を超えました。

また村の協会の人が場所とテントを貸してくれることになり、音響は隣の村からDJが来てくれることになり、また同じく村に来ていた日本人のインターン生やホストファミリーが協力してくれるなど、たくさんの人々のおかげでなんとほぼ0円でイベントを開くことができました。

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当日は100人以上の村人が来てくれて、感激でした。子どもたちがみんなの前でワクワクしながら、歌ったり踊ったりしている姿は本当に感慨深かったです。

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