アフリカをサポートしながら、九州豪雨の被災地にマスクを届ける!A-GOAL、助け合いキャンペーンを開始!

アフリカでは、日を追うごとに新型コロナの影響が深刻化してきています。ケニアでは、毎日300前後の新規感染者数が発表され、9月再開を予定されていた学校の再開も延期になる可能性が出てきました。

そのような状況の中で、今年5月末に立ち上がったA-GOALプロジェクトでは、現地の地域スポーツクラブを「ハブ」に、生活に困窮した家庭への食糧支援・感染症予防支援を行っています。

これまでにケニア・ナイロビの3クラブを「ハブ」に160家庭1038名への支援を行い、近日中にナイロビの他のクラブでも支援活動を開始します。

また、ケニアだけでなく、ナイジェリアのラゴスでも現地の「バスケットボールクラブ」をハブに7月9日に第1回支援を実施。さらに、マラウイでは観光客が激減し、地元住民の生活に大きな被害をもたらしているマラウイ湖国立公園周辺地域での食糧配布に向けて調整しています。

このようにアフリカで新型コロナの影響を受け生活に困窮している人々の支援を行っているA-GOALプロジェクトですが、その目的は、新型コロナに留まらないアフリカが抱えるさまざまな課題・リスクに対してアプローチするためのスポーツクラブのネットワークを築くことにあります。

さらには、災害などが発生し、日本の我々が困った時にはアフリカの人々からの支援を受けられる「助け合い」の関係性を築きたいと考えています。(実際に2011年の東日本大震災の際にはアフリカからもたくさんの支援が寄せられました)

そして、まさに今、日本では豪雨による被害が九州地方を中心に発生しています。

助け合いマスクキャンペーンを開始!

A-GOALプロジェクトでは、7月8日より「助け合いマスクキャンペーン」を開始しています。

このキャンペーンは、A-GOALプロジェクトに3000円以上の寄付をいただいた場合、そのリターンとしてケニアで制作しているマスクを受け取ることができるというものです。

マスクの受け取りは、①リターンとして受け取る、②九州豪雨被災地へ寄贈するの2つから寄付者自身が選ぶことができます。

マスクをケニアで制作するのは、ケニア・ナイロビ在住の塚原とも氏が始めた「MASK4ALLプロジェクト」で提携しているケニア各地のテーラーです。

「MASK4ALLプロジェクト」は、マスクの配布と啓発活動をしながら、現地のテーラーにマスク制作を依頼することでロックダウンにより停滞している経済活動にも貢献するプロジェクトです。

マスクの配布には現地の若者グループや地域のコミュニティ、ミュージシャンたちが協力し、6月20日時点で現在4500枚のマスクを配布しました。

カラフルなアフリカ布で作られたマスクは、感染予防に役立てられるだけでなく、閉塞的な社会環境の中で自己表現をするためのツールにもなり得ます。

今回の「助け合いキャンペーン」によって、彼らの思いが詰まったマスクが日本にも届けられることで、日本で豪雨の被害を受け、厳しい生活を強いられている住民を、少しでも元気づけられるきっかけになればと考えています。

日本での寄贈先については、A-GOALプロジェクト代表の岸が、2016年の熊本地震の復興支援活動の際に繋がりを持った熊本の人々やA-GOALプロジェクトメンバーと繋がりのある団体を中心に、現地の状況を見ながら決定していきます。発送は8月上旬頃になる見込みです。

既に熊本のある団体からは「マスク以上に必要なものはあるが、マスクは今後も必要になるためニーズはある。特にアフリカ柄の華やかなマスクであり、アフリカの人たちが作ったというストーリーがあることで単なる白いマスクをもらった時とは異なる精神的なケアにも繋がる可能性がある」という声が届いています。

①の「リターンとして受け取る」を選択される場合は、ご自身で受け取ることもお知り合いのどなたかにお送りすることなどもできます。

助け合いマスクキャンペーン参加方法!

「助け合いマスクキャンペーン」には以下の手順にてご参加いただけます。

1. クラウドファンディングサイト「SPIN」から「A-GOALプロジェクト」に対して実名で3000円以上の寄付をお願いします。(3000円で3家庭1~2週間分の食糧・衛生用品を賄うことができます)(※1)

2.寄付していただいた方は、下記フォームよりマスクのリターンについて①リターンとして受け取る、②九州豪雨被災地へ寄贈するのどちらかを選択ください。

①を選択した場合は発送先の住所と宛名を入力ください。(例えば、6000円寄付いただいた方は1枚を①、もう1枚を復②としていただくことも可能です)

3. A-GOALプロジェクトにて、3000円の寄付につき1枚のマスクを、「MASA4ALLプロジェクト」を通して、ケニア現地のテーラーに発注します。

  1. ケニアからマスクが輸入でき次第、①②の希望に応じて発送します。(8月上旬ごろになる見込みですが、ケニア国内の情勢によって遅れる場合もあります)

プロジェクト詳細!

  • タイトル:【One Love @アフリカ編】スポーツは国境を越える。人々を「One(ひとつ)」に(A-GOALプロジェクト)
  • 時期:2020年6月20日~7月18日
  • URL:https://spin-project.org/projects/44
  • 目標金額: 50万円

メンバー(ボランティア)も募集中

A-GOALプロジェクトでは、今後プロジェクトを拡大していくにあたり、メンバーを募集します。プロジェクトの運営に参加いただける方は、こちらのフォームよりご登録ください。

プロジェクトに興味がある方、アフリカに興味がある方、スポーツを通した国際協力に興味がある方、ぜひ私たちと一緒にこのプロジェクトを進めていきましょう。

プロジェクトメンバー

岸卓巨((一社)アフリカクエスト理事、NPO法人サロン2002事務局長)/小林勉(中央大学総合政策学部教授)/林恒宏(大正大学地域創生学部地域創生学科准教授、(一社)ピースボールアクション代表理事)/福居恭平(KAI GLOBAL LTD、ケニア在住)/森下仁道(元ザンビアプロサッカー選手、筑波大学、第5回トビタテ留学JAPAN最優秀賞受賞)/青柳直希(JICAマラウイ事務所、Ai-Hub、世界に飛び出す日本人)/土屋雅人(SOLTILO株式会社 AFRICA DREAM SOCCER TOUR コーチ)/久世将寛/山口恵里佳/杉山弘樹/笹田健史(龍谷大学 Strength & Conditioning Coach, NPOメディア ganas 記者)/山口紗都美(青年海外協力隊2019-03次隊ジンバブエ・サッカー隊員(派遣前待機中)、Little Bridge Japanインターン、actcoin運営メンバー)/長塚灯(大正大学 地域創生学科3年 (林ゼミ所属))/辻英剛(Numba Solutions(個人事業・ザンビア))/佐藤陽俊(株式会社スクールウィズ)/赤尾邦和(国際移住機関(IOM)シエラレオネ事務所)/樽井翔大/鈴木由里花(中央大学 総合政策学部3年)/蕪山乃菜(中央大学 総合政策学部3年(小林ゼミ所属))/遠藤暁(青年海外協力隊(任期は2018年6月〜2020年6月まで))/沖田咲(元カンボジア水泳連盟)/杉山麻依子/二村元基(SOLTILO株式会社)/増澤尚享(JICA海外協力隊 2021年度カンボジア派遣 サッカー隊員(一時帰国中))/野口亜弥(S.C.P. Japan・共同代表 順天堂大学スポーツ健康科学部・助教)/青山啓二(クラーク記念国際高等学校横浜キャンパスグローバルスポーツ専攻長)/石丸泰大(東京大学文科三類1年 体育会サッカー部)/中塚義実(筑波大学附属高等学校保健体育科教諭・蹴球部顧問、NPO法人サロン2002 理事長)/宮嶋泰子(スポーツ文化ジャーナリスト)/糸数温子(一般社団法人daimon)/山本歩(Kenya Fruits Solutions・Love & Meals ltd.)/松本義和(MAXY LTD)/松尾雄大(日本ブラインドサッカー協会)/平野裕人(日本電気株式会社、国際障がい者活躍社会創造協会副代表理事兼広報、NECボッチャ部、日本ボッチャ協会登録選手、価値観ババ抜きインストラクター)/冨田英司(バックステージ法律事務所、同志社大学スポーツ健康科学部客員教授、龍谷大学教学部非常勤講師、大学スポーツコンソーシアムKANSAI理事)/江川真唯(上智大学総合グローバル学部)/河野雄太((株)東海理化、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会、大分-カメルーン友好協会)/牛玖真保(青年海外協力隊 2018年度3次隊 ラオス 体育隊員(一時帰国中))/小野かいり(郁文館グローバル高等学校)/呉夕蘭(郁文館グローバル高等学校)/草苅康子(東京大学大学院新領域創成科学研究科特任研究員、世界銀行東京防災ハブコンサルタント、日本マラウイ協会理事)/野村翼(郁文館グローバル高等学校)/竹田憲一(NPOシブヤ大学、NGO,NPOワールドランナーズ・ジャパン、PMI日本支部ソーシャル・プロジェクト・マネージメント研究会)/新美裕大(慶應義塾大学経済学部)/遠藤龍輝(スポーツ選手)/稲留亜佑美(SOLTILO UGANDA Ltd、SOLTILO BrightStars FC 広報兼現地マネージャー)/細川鼓実(郁文館グローバル高等学校)/西村日向(筑波大学大学院修士課程スポーツ国際開発学専攻、JICA海外協力隊(ルワンダ 陸上競技コーチ(一時帰国中))/柳田主税(株式会社ChiMa Sports Promotion Japan 代表)/石丸優子/明石健一(創価大学)/伊藤煌耀(郁文館グローバル高等学校)/大場由太(SOLTILO UGANDA Ltd. 代表、SOLTILO BrightStars FC ゼネラルマネージャー)/河合季信(筑波大学体育系)/横田知佳(元実業団マラソン選手)/新部遥希(特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)、特定非営利活動法人国際障害者スポーツ写真連絡協議会(パラフォト))ほか

約70名 (2020年7月8日) (順不同)


  • 写真提供:MASK4ALLプロジェクト

2 コメント

  1. 広島県立加計高等学校の三年の末本です。助け合いマスクキャンペーンを宣伝したいのですが宣伝するには何か必要なことってありますか?宣伝は自分の地元や学校でしたいなと思っています。

  2. 末本様

    はじめまして。A-GOALプロジェクト代表の岸です。お返事が遅くなり申し訳ありません。
    「助け合いマスクキャンペーン」を宣伝いただけるとのこと、ありがとうございます。
    第1弾のマスクが来週には日本に届きます。
    ぜひ多くの方に共有くださいますようお願いいたします。

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