“アフリカ”と”北朝鮮”。
この2つの言葉が結びつく人はあまり多くはないと思います。
この2つの国を結びつけるのが、実は”銅像”なんです。
アフリカ諸国を訪れると各地で目につく銅像の数々。
その銅像の多くを北朝鮮が建設しているという事実はあまり知られていません。
今回はセネガルにある世界一巨大な銅像と共に北朝鮮の銅像ビジネスについてご紹介します。
突然現れる巨大な銅像!セネガルのルネサンス像に衝撃!
アフリカ西部の位置するセネガル。
空港から市街へと向かうタクシーの中、アフリカらしい雑多な風景。
すると突然、窓の外に見上げるほど大きい巨大な銅像が現れました。
これは『アフリカ・ルネサンスの像』と呼ばれる銅像です。
この銅像、高さがなんと約50メートル!もあります。
これはブロンズ像としては世界一の高さになります!
あの自由の女神よりも大きいのだから、驚きです!
男女と子供の3人が腕を伸ばして立ち、その視線は遥かなる大西洋を見つめています。これは”数世紀にも及ぶ無知、忍耐、人種差別から自らを解放したアフリカを象徴する意味を持つ”そうです。
ちなみにこの銅像、登れます!!
男性のおデコの部分が展望台となっているんです。
近くと見ると凛々しく、よく作られています。ここまで精巧によく作れるなっと感心していたのですが、まさかあの国が作ったとは。。。
セネガル人はどう思ってる?観光地や遠足の場所としても意外と人気。
この像はセネガルの首都ダカール市にあるワカム区マメールと呼ばれる丘の上にあります。
この銅像を発案したのはセネガルのアブドゥライ・ワッド大統領です。大統領のアイデアを基に、ピエール・グジャビ・アテパ(Pierre Goudiaby Atepa)がデザインしました。
もちろん裕福ではないセネガルでは、このプロジェクトに大きな反発があったそうです。にも関わらず、独立50周年には大規模な公開記念式典も開かれました。
さぞセネガル人は怒っているのだろうと思っていたら、意外と人がいます。
しっかりセネガル人の観光地ともなっています。
みんなスマホを片手に記念撮影をしています。
中には遠足と思われる子供たちまで。
意外と気にいっているのかでしょうか。批判もまだあるそうですが、建設されたのだから楽しもうという人も多いみたいですね。
ちなみに展望台からは街が一望できて、とても景色が綺麗です。
建設したのはなんと北朝鮮!アフリカで荒稼ぎする銅像ビジネスとは?
この銅像の建設費、なんと約19億円もがかかったそうです!そんなお金をどこから捻出したのかというと、どうやらセネガルの国有地を北朝鮮に売却する形で捻出されたそうです。
この様に北朝鮮は、アフリカで銅像ビジネスを行っていたのです!
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