アフリカ・ガーナでの青年海外協力隊の生活〜大変なイメージ?慣れるもんですよ!〜

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Memawoakye!!(メマヲマーチ!!)
西アフリカのガーナ共和国からおはようございます。

私の住む地域で話されているファンティ語には、日本語の「おつかれさま」にあたる言葉があります。
頭に荷物を載せて歩いている人をみたりすると、「アユコー」と声をかけ、声をかけられた方は「ヤーイェイ」と答えます。
この感覚は日本と近くて好きなんです、協力隊員の小林です。

これって恵まれてる?ガーナでの生活状況

さて、協力隊の醍醐味と言えば「現地の人と同じように生活し、同じものを食べ、同じものを聞き、同じものを食べること」でしょう。

海外で働くとなると、国連、NGO、企業、大使館などなど、様々な選択肢があると思いますが、サポートを受けながらこれだけ現地に根付いて生活できるのは協力隊くらいでしょう。

もちろん、大変なことは尽きません。
しかし私は同じガーナ隊の中でも、かなり!恵まれています。

まずは何と言っても水道が通っています!すごい!パチパチ!
水道がないところに暮らす隊員もたくさんいて、雨水や井戸水で生活しています。

断水はそんなに多くない!これまたすごい!
水道が通っていても、ほぼほぼ水が出ないというケースは少なくありません。

同期の柴田隊員の任地はこのケース。
なんと酷い時は3ヶ月以上水が出ないらしい。
参照:ギブミーウォーター!!〜ガーナの切実な水問題〜

水道が通っている分、井戸や池などが少なく、より悲惨なことになります。

他にも

  • ネットが割と不自由なく使える。
  • 赴任当初は停電が多かったものの最近は少ない。
  • 家の周りが静か(近くに爆音で音楽をかけまくっている飲み屋さんがあったりすると、悲惨らしい・・・)。
  • シャワー付き(家の外にコンクリートの囲いだけあって、バケツに水を汲んで持って行って水浴びするケースもある)。

素晴らしすぎる・・・
苦労が少ない分、活動に注力しなくては!と思います。

でもやっぱり大変!ガーナの生活!

とは言っても、やはりどう比べたって日本の生活より大変なんですよ。

コンビニなんてないし、ガーナ食以外の食べ物なんてほぼほぼ手に入らない。
洗濯機なんてないから、全て手洗い。3日ほど貯めて一気にやっていますが、1~2時間かかります。

冷房なんて夢のまた夢。扇風機で頑張っていますが、停電すると恐ろしい暑さとの戦い。夜中何度も目が覚め、汗だくになり、これはもうシーツとの接地面積を減らすべきではないかと考え、体育座りして寝てみたりします。辛くなるともうベッドで寝ない!床にごろんします。暑くてたまらない時は水を被りに行きます。

お腹は半年経つ今でも、定期的に壊します。何が悪いかももはや特定できません・・・

ガーナはマラリアのリスクが高いため、マラリア予防薬の服用をしてくださいと言われています。しかしこれが結構強い薬で、飲むと気持ち悪くなったりと、副作用があります。これを毎週飲まなくてはならないので、結構しんどいです。かと言ってマラリアになったら大変なことになるし・・・

それでも、人間慣れるもんです。
笑い飛ばせるようになるもんです。

電気も水道も通っていない、小さな集落へ!

そして何と言っても現地の人々との交流。
近くに住んでいるからこそ、いろんな話をして、見て、聞いて、すごくすごく刺激的なんです。

私の家から歩いて10分ほどのところに、電気も水も通っていない小さな集落があります。
最近そこによく行くんです。

電気も水もないと言うと、貧しいんだねえ、と思うかもしれませんが、なんというか「貧困」っていうイメージとはかけ離れていて。
たくさんの資源と知恵を見ることができて、なんて「豊か」なんだろう、とびっくりすることが少なくありません。

んで、人間の住むところには、犬がいて、猫がいて、鳥がいて、ネズミがいて、当然ハエだっていて、みんながその下でほっと一息つける大きな大きな木があって、真ん中には神様がいるんだな。そうやって人間は生きてきたんだなって、なんか感覚的にスッと入ってきました。

仕事終わりに訪問しては、外で風にふかれながら一緒にのんびり座って談笑する時間が大好きです。

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村の子ども

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村に現れたネズミ

ね、協力隊の生活もなかなか悪くないでしょ?

ということで、青年海外協力隊、春募集始まったみたいですよ!
是非挑戦してみてくださいね。

また来週—!!

Akane Kobayashi


原文元:協力隊の生活〜大変なイメージ?慣れるもんですよ!WWJ Project
Cover Photo credit:
Volta Storylines and Scenarios via Visual Hunt / CC BY

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