途上国で働く大変さって?~アフリカ・マラウィの協力隊の職場を紹介します!~

途上国で働く3つの大変さって?

①生活するのがそもそも大変

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働く大変さと書いていきなりですが、その前にそもそも普通に生活することが大変です!
そして、生活の質は仕事の質に直結します。

日本では当たり前にある衣食住が不充分な途上国。
生活基盤が安定しないと、人間は仕事を頑張ろうと思っても頑張れないんだなあと実感しました。

生活に四苦八苦していると、仕事のモチベーションや成果も大きく下がってしまう毎日。

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例えば、食。
まず飲み水を確保したりご飯を作ったり、食はライフラインですが、
マラウイは停電や断水が多く、安定して準備することができません・・。

場所によっては電気が使えないので、七輪と炭で毎回ご飯を炊かなきゃいけません。
レストランの水を飲んで、お腹を壊して寝込んでしまうかもしれません。

日本みたいにテレビもショッピングセンターもエンタメもない。
楽しみが少ない途上国では、食が大切な気分転換の方法になりやすいので、
ちゃんと楽しめる食を準備することが、仕事の成果に影響すると思います!

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例えば、虫。
自然豊かなマラウイは虫の量が尋常じゃありません。
毎日デカイゴキブリに遭遇したり、トイレにいくたび大きな蜘蛛に遭遇したり。

この前一番辛かったのは、靴を履こうとしたらウシガエルが靴の中にいたこと・・笑
トラウマになり、靴を履くたびに確認しなきゃいけなくなりました。

尋常じゃない虫の量に遭遇すると、モチベーションが下がってやる気がなくなることもあります。
綺麗な日本に帰りたいなあと、しょうがなく思ってしまったり。

また、マラリアが蔓延るマラウイでは、蚊も強敵の一つ。
虫対策はおもったより重要です。

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例えば、病気。
ちょっとした切り傷でも、化膿してしまったり破傷風になったりする途上国。
日本ではちょっと無理をしても大丈夫〜と思っていましたが、マラウイではそんなわけにはいきません。

120%体力ギリギリまで働く日本のような仕事の仕方は、途上国ではできません!
体力維持と健康管理がとても重要。

体力低下でマラリアに罹りやすくなったり、睡眠不足で大きな怪我につながったり。
日本と途上国の仕事の仕方は、そもそも違うんだってことを理解しなきゃいけないなあと思いました。

②常識が大きく異なる

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海外だから常識が日本と違うのは当然ですが、
アメリカと生活していたときに比べても、大きく違うなあと思います。

例えば、マラウイ人は一般的にとても時間にルーズ。
日本人はとても時間に厳しいと言われるので、日本目線でいったらしょうがないですが、

アメリカ人とマラウイ人を比べても、マラウイはその比ではない気がします。

通常の始業時間は7:30ですが、その時間にきている人はほとんどいません。
ヘアスタイルを変えていたのといって同期が9:30にきたり、
就業時間17:00なのに午後には帰っちゃったり。

例えば、仕事中なのにずーっと世間話やPCゲームをして真面目に仕事しないこと。

世間話が大切なのは分かりますが、仕事をしているよりも世間話している時間の方が長かったり。
アメリカでも(日本でも)仕事中にゲームする人をみたことはありますが、
その堂々さとプレイ時間の長さが違います。

世間話するために、オフィスに来ているような気さえします。

「なんでこうなの?!」と日本目線でいつまでも捉えていたら、気が持ちません。笑

むしろ、自分も世間話に加わったり、ゲームを一緒にしてみたりする、許容性が必要だなあと思います。

「常識が違うんだ!」ってことを自分に言い聞かせている毎日です。笑

③現地語が大きな壁

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マラウイ含め多民族国家が多い途上国では、現地語が大きな壁になる時があります。

欧米諸国は比較的英語を話せる人が多いですが、途上国では英語が全く話せない人がおおい気がします。
(日本やフランスなど先進国でも英語を話せる人が少なかったり、インドなど途上国でも話せる人が多かったりするケースもありますが。)

フランス語、ドイツ語といった大学で習いそうな語学ではなく、
チェワ語やスワヒリ語、ベンガル語など、特殊な言語が共通語であったり、共通語以外にも数多くの現地語が存在したりします。

マラウイは英語とチェワ語が共通語なのですが、英語をペラペラに話せる人は人口の半分もいません。

中学生から全ての教科を英語で習いますが、そもそも中学校まで行ける人が少なく、
教育が行き届いていないことが、英語の話せる人が少ない理由になっている気がします。

仕事の相手の意図を理解できないのは仕事をする上で大きなハードルであり、
加えて、大多数の国民(サービス受給者)の言葉がわからないということは、彼ら(サービスの受取手)の気持ちをくみ取ることができないということで、大きな障害になると思います。

大変なところだけを挙げていきましたが(笑)、大変なことがあるからこそ、それ以上の楽しさもあります!

日本と違う分、新しい文化や考え方に出会ったり。
自分は日本人だって気づかされたり。

マラウイの素敵なところにも出会える毎日です。

最後は、今日ワークショップに来ているお母さんたちと撮った写真で締めます!笑


せっかくの一度きりの人生。海外で途上国で、働いてみるのもいいと思いますよ?w

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