ケニアでスナノミ症対策プロジェクトが展開!Waka Waka Kenya、サラヤ、A-GOALの3者連携

ケニアにおいて深刻な影響を及ぼしているスナノミ症に対し、学生NGO Waka Waka Kenya・サラヤ株式会社・一般社団法人A-GOALの3者が連携した支援プロジェクト「SAFE FEET PROJECT」が実施されます。

本プロジェクトは、治療や予防だけでなく、啓発やデータ収集、さらにはスポーツを通じた社会的包摂までを含む包括的な取り組みです。現地の実態に根差した活動を通じて、単なる医療支援にとどまらない持続可能な社会課題解決モデルの構築が目指されています。

6つの取り組みでスナノミ症対策を実施!

「第2回 SAFE FEET PROJECT」は、ケニアの農村部におけるスナノミ症対策として、「治療」「予防」「啓発」「広報」「サッカーイベント」「データ収集」の6つのアクションを柱に実施されます。

2025年11月に行われた第1回の成果と課題を踏まえ、より実効性の高い取り組みとして設計されています。

治療キャンペーンでは、スナノミ症に罹患した人々に対して無償で治療が提供され、サラヤ株式会社の専用治療薬「Jigger Lotion」が活用されます。また、石鹸の提供により日常的な衛生習慣の改善も促進されます。さらに、再感染を防ぐために靴の提供が行われるとともに、正しい使用方法の指導も実施されます。加えて、紙芝居形式による啓発活動を通じて、子どもでも理解できる形でスナノミ症の正しい知識が伝えられます。

これらの取り組みは、単発的な支援ではなく、生活習慣や認識の変化まで含めた包括的なアプローチとして位置づけられています。

スナノミ症の深刻な実態

ケニアでは、体長約1mmの寄生虫であるスナノミ(Tunga penetrans)によって引き起こされるスナノミ症に、推定260万人以上が苦しんでいるとされています。

この病気は乾いた砂地に生息するスナノミが素足から皮膚に侵入することで発症し、放置すると腫れや潰瘍が進行し、歩行困難や二次感染を引き起こす可能性があります。場合によっては死に至るリスクも存在します。

しかし、靴の着用や石鹸による足の洗浄といった基本的な予防策が十分に実践されていない背景には、貧困や衛生知識の不足があります。また、「人から人へ感染しない」という正しい知識が広まっていないことで、差別や偏見が生じている現状も課題です。

このようにスナノミ症は単なる医療問題ではなく、貧困、情報格差、社会的スティグマが複雑に絡み合った構造的課題として存在しています。

日本・ケニアで連携する3者!

本プロジェクトは、学生NGO Waka Waka Kenya、サラヤ株式会社、一般社団法人A-GOALの3者が連携して実施される点に特徴があります。

Waka Waka Kenyaは現地での実施運営や調査を担い、サラヤ株式会社は治療薬や物資提供、調査支援を通じて衛生分野の専門性を提供しています。また、A-GOALはスポーツを通じた社会包摂の観点から、サッカーイベント「SAFE FEET CUP」の企画・運営を担当します。

この大会では、元患者と非患者が共に参加することで、差別や偏見の解消を目指します。さらに、プロジェクト前後でアンケート調査を実施し、定量・定性の両面から効果を測定することで、取り組みの可視化と再現性の確立を図ります。

このように異なるセクターが連携し、それぞれの強みを活かすことで、持続可能かつ拡張可能な社会課題解決モデルの構築が進められています。


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