ブルンジで大規模衝突の可能性高まる。軍が反大統領派79人を殺害を発表。

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アフリカ中部に位置するブルンジ共和国の首都ブジュンブラで、大統領派と反大統領派との間で衝突がありました。12月11日に反大統領派の武装集団が3ヶ所の軍事基地を攻撃し、21人が死亡しました。これに対して翌日12日、ブルンジ軍は掃討作戦を決行し、襲撃に関わったとして79人を殺害したと発表しました。

ブルンジでは7月に行われた大統領選挙以降、大統領派と反大統領派との間で衝突が相次いでいます。発端となったのは、現大統領であるブクルンジザ氏が憲法違反となる3選を強行して当選したことです。反大統領派はこれを不服とし、対立が激化していきました。

欧米メディアによると、今回ブルンジ軍や警察が首都にある反大統領派の多い地区の住宅を周り、武装集団と思われる人物を路上で拘束し、銃によってその場で処刑を実行していったそうです。フランス公共ラジオによると軍は79人を殺害した他、45人を拘束したと伝えています。ツチ族とフツ族の民族対立が高まっているブルンジに対して、国際連合の安全保障理事会も国連部隊派遣を含めた対策も検討しています。今後、さらなる衝突の増加が懸念されています。

Photo by:© REUTERS/ Goran Tomasevic
引用元:SPUTNIK

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