丸紅、モザンビーク産のリチウムイオン電池原料に初参入!日本向けの独占販売権を獲得!

大手商社の丸紅は、アフリカの南東部に位置するモザンビーク共和国で採掘されているリチウムイオン電池の主原料の日本と韓国向けの独占販売契約をシラー社と締結しました。供給体制を確立するこで、エコカーや大型モバイル機器の普及によって高まる蓄電市場の拡大を促していきます。

資源国モザンビーク!丸紅はリチウムイオンの原料を確保!

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アフリカ南東部に位置するモザンビークは、インド洋に面した2500kmの海岸線と数多くの港を有しています。豊富な資源を有しており、石炭の輸出量では世界第17位です。また世界最大級の石化天然ガス(LNG)田もあり、2018年の生産開始に向けて探査・開発が進めらています。

丸紅が独占販売権を取得したのはリチウムイオン電池の主原料である”球状化天然黒鉛”です。最近、エコカーや大型モバイル機器の普及による蓄電需要の増加により、リチウムイオン電池とその原料市場の急拡大が続き、新規供給元の需要が高まっていました。

新規参入!採掘会社シラー社から独占販売契約を締結!

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今回、丸紅はシラー社と球状化天然黒鉛の日本・韓国向け独占販売契約を締結しました。年間最大50,000トンの球状化天然黒鉛の独占販売権を取得し、2018年より生産を開始する予定です。2007年に設立されたシラー・リソーシズ(Syrah Resources Limited)は、天然黒鉛鉱石の採掘から加工、販売までを手がけるオーストラリアの会社です。シラー社は、南部アフリカに位置するモザンビークにおいて天然黒鉛鉱石を原料とする球状化天然黒鉛の採掘を行っていました。

丸紅が球状化天然黒鉛を扱うのは初めてですが、黒鉛純度の高い鉱石を原料とした高品質で競争力の高い球状化天然黒鉛を安定供給できる体制を構築することで、次世代産業の柱として日本政府が力を入れているリチウムイオン電池産業の育成と発展に繋げていきます。

丸紅はこれまでリチウムイオン電池分野において、蓄電池や各種リチウムイオン電池用材料の販売などを行ってきました。今回、重要原料となる球状化天然黒鉛の販売に参入することで、リチウムイオン電池業界におけるバリューチェーンを確立し、これまで以上に様々な市場ニーズに応えられる体制を構築していく予定です。


引用元:丸紅(プレスリリース)
1st Photo credit(Image): Jose Carlos Babo via VisualHunt.com / CC BY-NC-ND

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