アフリカ最終日に、鮮やかな手口でお財布盗まれた話。と、タクシーでの防犯対策について【西アフリカ女一人旅】

こんにちは。世界で最も貧しい国と言われるアフリカの「シエラレオネ共和国」で自団体Alazi Dream Projectの活動のため1か月過ごした後、ガーナへ旅に出たら最終日に見事に鮮やかな手口でお財布盗まれちゃいました、下里夢美です。

当記事は、下里夢美の活動非公式ブログ:みためはコドモ・ずのうはオヤジ~私の大嫌いで大好きなアフリカ~の「連載:西アフリカ女ひとり旅」の転載記事で、今まで2回記事を寄稿させていただきました。


ガーナでお財布を盗まれた話しと、防犯対策について

シエラレオネで1か月過酷な生活を強いられ、ガーナにすっかりうきうき、油断していた私。気が緩んでいたのか最終日に、まんまとお財布を盗まれてしまいました。その手口が見事に鮮やかで、ことが終わったあと逆にこういう手もあるんだと、やりおるなと逆に感心してしまったので、防犯もかねて、なにがあったのかを細かく皆さんに情報共有していきたいと思います。もしアフリカに行かれる方は、注意してくださいね。それにしても命まで取られなくてよかった~。

事件は最終日、アクラモールへ向かう途中に起きた。

2か月の旅も最終日。私は西アフリカはガーナ共和国に約2週間滞在していました。シエラレオネと比べとても綺麗で、シエラレオネと比べ人々が生き生きしていて、シエラレオネと比べて全然アジア人差別も少ない、シエラレオネと違って子どもも働いてない…はっシエラレオネの悪口が、つい。。。!!

そんなガーナの首都アクラで2週間のほほんと過ごしていたのですが、待ちにまった日本への帰国の日!事件は起きました。そう私は、初めて一人でタクシーに乗って、空港の近くのアクラモールで暇を潰す計画でした。

強盗タクシーに乗ってしまった件。

重たい荷物を両脇に抱え、タクシーを捕まえると、一人の女性を乗せたタクシーが目の前で停まりました。運転手に値段を聞くと「このマダムを乗せてるから15セディでいいよー」というのです。安い!乗った!で、乗った。それが事件の始まりでした。

タクシーに乗って、隣に座ってるマダムといろいろな話しをしました。「今まで8か国いったけどガーナが一番いいところだったよー(^^)」帰る日なので、すこぶる機嫌がいい私。マダムも本当にうれしそうに私の話しを聞いてくれました。

しばらくしてマダムが

「私の50セディ両替してくれない?」

ガーナの通貨は50セディ(約1250円)が一番大きいお札なのですが、ちょうど最後はアクラモールだけだし、両替くらいしてあげるかと思い、持っていたお財布から、5セディ、10セディ、20セディに分けて、50セディを両替してあげました。私はいつも腰にポーチを巻いてその中に、貴重品を入れてました。

しばらくして、タクシードライバーが…

「このマダムの家が違う方向だったから、悪いけどここで降りてくれないかな?」

「え?えええ、ここどこ?」

「本当ごめんね!お金はいいから!」

お金はいいならいっかー。ちょっとアクラモールに近づいたし。

と思って、タクシーを降りようとすると、ドアが開かない。

何度試してもドアが開かない!

「ドアが開かないです!!!(パニック!)」

タクシードライバー「強くひっぱるんだよ!」

「いや!開かないってば!」

ちょっとパニックになってくる私。窓を開けて外に手を伸ばせばいいんだけど、荷物が多すぎて身動きとれない。朝バックパックしょったら亀みたいにひっくり返るレベルで荷物が重くて!このまま閉じ込められたらやばい!!

必死にドライバーの腕を押して「いや、お前が外に出てドア開けろよ!」

といいましたが、全然いうこと聞いてくれず、「押して引っ張るんだ」とか「窓を開けるんだ!」とか「荷物をそっちへどけて」とか言って3分くらい格闘しているのに、一向に外に出ようとしてくれません。

この時点でなんで外に出てくんないの?ほんとムカつく。チッ!と腹立ってたのですが、隣にいるマダムが「手伝うわよ」といって、当たり前かのように外に手を伸ばして、外のノブからドアを開けてくれました。

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