内戦からの復興と経済活動の活性化を目指す!ウガンダのグル市におけるインフラ改修に日本が約21億円の支援!

国際協力機構(JICA)は、2016年9月13日、ウガンダ共和国政府との間で「ウガンダ北部グル市内道路改修計画」を対象とした21億3,600万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を締結しました。20年にわたる内戦の結果、グル市内の道路で発生している舗装の剥離や路肩の崩壊、雨季の浸水による交通障害などを解消するため、同市内道路の改修を行います。

20年続いたウガンダの内戦!グル市の現状とは!?

Gulu District

東アフリカの内陸国ウガンダの北部にあるグル市には、2011年時で約15万4千人が暮らしています。1980年代から約20年にわたり続いたウガンダ内戦終結後の復興の拠点として経済活動が活発化しつつあります。また、隣国ケニアからウガンダに伸びる”北部回廊”の中継都市となっており、近年は隣国南スーダンの平和構築に向けた経済・交通の要衝にもなっています。

一方で、地域経済や物流を支える市内道路は、20年にわたる内戦中の整備や維持管理が不十分だったことなどから激しく荒廃しています。地域の復興拠点としての交通機能の回復や、人々の生活基盤・経済基盤の整備といった観点から、また、南スーダンに繋がる国際回廊と接続する交通の要衝として円滑な物資輸送を実現する観点から、グル市内道路の改修が必要となっています。

JICA、グル市の道路改修に対して約21億円の支援を決定!

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JICAは、ウガンダ共和国政府との間で「ウガンダ北部グル市内道路改修計画」を対象とした最大21億3,600万円の無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を、2016年9月13日に締結しました。工期は30ヶ月で、市内道路約6.4km、道路排水設備などの設計・工事を実施します。

今回の事業により、グル市内の主要道路や道路排水施設等を整備することで、円滑かつ安全な交通の確保と沿線住民の生活環境の改善を図ります。JICAは、本案件を含む北部復興支援プログラムを実施中であり、引き続き、ウガンダ北部地域の経済活動の活性化及び平和と安定への貢献を目指します。

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