ユニクロを展開するファーストリテイリング、UNHCRを通して南スーダンへ約1億円を支援!

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ファッションブランドの”ユニクロ”や”GU”を展開するファーストリテイリングは、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が南スーダンで行なっている国内避難民に対する活動に100万米ドルを支援すると発表しました。アジアの企業として初めてUNHCRとグローバルパートナーシップを締結したファーストリテイリングは、これまでにも世界62の国と地域の難民・避難民に2033万着以上のリサイクル衣料を届けてきました。

2000万着を寄付!ファーストリテイリングの取り組み!

ファーストリテイリングは2006年から、UNHCRと連携し世界の難民・避難民への衣料支援を行っています。これまでに、世界62の国と地域の難民・避難民に2033万着以上のリサイクル衣料を届けてきました。2011年には、より包括的に世界の難民・避難民問題の解決に寄与するため、アジアの企業として初めてUNHCRとグローバルパートナーシップを締結し、衣料支援に加え、自立支援などに取り組んでいます。

2015年11月、ファーストリテイリングはUNHCRに対し、2016年からの3年間で総額1,000万米ドルの支援を表明しました。この資金は、特に緊急性の高い人道危機に対する支援、またアジアを中心とした難民の自立支援プログラムに活用されています。今回支援する100万米ドルは、南スーダンでの緊急人道支援活動に充てられます。

UNHCRを通じて、南スーダンの人道危機支援へ!

アフリカの東部に位置する南スーダンは、2015年8月に「南スーダンにおける衝突の解決に関する合意文書」が出されたものの、その後も暴力行為は止むことがなく、国内では多くの市民が犠牲となってきました。2016年7月に再燃した首都ジュバでの戦闘により、さらに多くの人々が難民、国内避難民として家を追われています。2016年9月にジュバは落ちつきを取り戻したものの、160万人以上が南スーダン国内で、100万人以上が南スーダン周辺国に避難しており、不安定な状況が続いています。

UNHCRは南スーダンで30ものパートナー団体と連携し、緊急性の高い人々の保護と支援活動を行なっています。ファーストリテイリングによる今回の支援によって、女性や子ども、高齢者などがソーラーランタンや調理器具、マットなどの生活支援物資を受け取り、様々なサービスが受けられるようになります。

ダーク・ヘベカーUNHCR駐日代表は「南スーダンでは状況の悪化にともない、国内避難民に対する支援の拡大が求められている一方で、深刻な資金不足に直面しています。時宜を得た今回の支援は、南スーダンでの活動を大きくサポートするものです」と今回の支援について謝意を述べました。

今後もファーストリテイリングは、UNHCRとの支援活動により、ひとりでも多くの難民・避難民に必要な服と生きる希望を届け続けていきます。


記事提供元:ファーストリテイリングが国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)を通して 南スーダンへ100万米ドルの支援を決定
1st Image Photo credit: USAID Africa via VisualHunt

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