マーケットリサーチ会社であるReportLinkerは2016年10月11日、アフリカにおける今後の5年の美容製品およびパーソナルケア製品のマーケットレポートをリリースしました。同レポートによると、2大マーケットである南アフリカとナイジェリアに加え、ケニアなどの新たな市場が拡大することで、アフリカ全体におけるヘアケア市場の年平均成長率は7.43%と予測されています。
ReportLinker社が発刊した「Haircare Market in Africa 2016-2020」によると、2015年は南アフリカとナイジェリアが美容及びパーソナルケア市場における重要な2大国でした。その中で新たなトレンドが生まれようとしています。特に東アフリカのケニアでは、ナチュラルな美容製品や伝統的な製法によって製造された商品が人気となっており、同市場の拡大を牽引しています。
アフリカ全体では植物由来の製品に対する関心が2012年頃が高まっており、ナイジェリアの「House of Tara」やガーナの「Forever Clair」などのスキンケアブランドが続々と誕生としています。
そんな中、ケニアを中心に話題を集めている美容製品が「ブラックソープ」です。パームアッシュが配合されており、見た目が黒いのが特徴です。アフリカに自生するパームヤシやシアバターなどから作られます。肌のシミや、にきび、キメの乱れなどを肌のバランスを整えることで、すべての肌トラブルをケアすることができると言われています。
ReportLinker社は、2016年~2020年のアフリカ全体におけるヘアケア市場の年平均成長率は7.43%(CAGR)と高い成長が続くと予測しています。同レポートでは、P&Gやロレアル、ユニリーバなどの主要ブランドを中心に南アフリカ・ナイジェリア・ケニアで調査を行い、今後のヘアケア市場のトレンドと課題を明らかにしています。
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