「水は命」といいつつ… 何も変わろうとしないアフリカ人の本音は?【途上国ボランティアのリアル】

村人の本当のニーズを知りたい・・!


で、そもそも、水の防衛隊だから活動イコール水にしなきゃと狭く考えていたことに気づき…
なので、村の全体像を知るための、一歩の踏み込み方が知りたいです!


けいてぃは、活動にあたって問題調査とかした?


問題調査というのかな、私は派遣されたばかりのころに、小学校をまわって、水源の調査やトイレの状況、給食の有無とか確認してまわってた。


わたしも小学校で、手洗い講習会をいっぱいしようと考えたんですが、学校には水道ない、トイレないから、手洗い講習会する必要あるのか・・と悩んで、手洗い講習会しないまま、1年すぎました


たしかに、手洗い講習はやるかやらないか私も悩んだ…
だって水がないんだもん。。。って。泣


そうなんです、家に帰っても、水たまりの水しかない…
水をつかわない手洗い方法とかあるんですかねー?


手に塗るだけのアルコール消毒剤はあるけど、
村に普及できるようなものじゃないしねぇ。。


小学校に 雨水タンクがないのね!
ボツワナだと考えられないな…

雨水タンクに並んで、手を洗う小学生(ボツワナ)
雨水タンクに並んで、手を洗う小学生(ボツワナ)


雨水タンクないですね


カメルーンって雨いっぱい降るの??


雨季はふります!これから乾季です


村人はお金はだしたくないっていうんですけど、
水は命っていうなら、雨水タンク自分たちで買ってほしいという気持ちもあります。

だから、やっぱり「水は命」は嘘なんじゃないかと思い、もんもんとしています


村の人たちにとって、いちばん大切なものってなんなんだろね。。。


そう!そこが肝かなと
けいてぃさんの村は なにが一番、切迫した問題でしたか?


私の場合は、村に配属されてたわけではなくて、県庁の水事務所に配属だったので、自分で活動場所を選べる状態にあったのね。だからいろんな村をまわったけれど

どこの村でも思ったのが、収入が無い&安定してないってことが一番きついかなーと思ってた。

でも、現地業務費で井戸を3つの村で直したけど、なぜそこの村にしたかっていうと、村の状況が切迫してたというよりも、村人が約束をきちんと守った・やる気が見えた、っていうところが大きかったかな。

 

「なんとかなっちゃう」が、大敵!

濁った川の水も、そのまま飲んじゃいます
濁った川の水も、そのまま飲んじゃいます


なるほど。村の井戸が壊れたままの理由を教えてもらえますか?


理由は…
・井戸を管理する組合が機能しないゆえの、修理資金不足
・組合が機能しないから、井戸を管理する人もいない
・パーツがない
・壊される
・近くにため池があるから、一応なんとか生活できちゃう

地味に厄介なのが、ため池とか代替水源があることだなと思ってたり。
いちおう水はあるから、井戸が壊れててもなんとかなっちゃう。


あ、まさにうちの村も同じです


あとウガンダは、乾季でも比較的雨が降るから、雨水も使えちゃう


なんとかなっちゃうは、大敵ですよね


そう、なんとかなっちゃうから、まぁいっか。
ってなる。。
危機感が薄れてしまうのよね。。


水じゃないけど、うちの村も同じ!
「困るけど、まあいっか」
って、なってる!

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