キベラの子どもたちを支えるサッカーリーグ、4年目の新シーズン開幕

ケニア・ナイロビのキベラスラムで開催されているユースサッカー大会「キベラA-GOALリーグ」が、新シーズン「KIKKOMAN presents キベラ A-GOAL リーグ 2026」として2026年4月3日に開幕しました。

本リーグは一般社団法人A-GOALが主催し、キベラの子どもたちに安全な居場所と成長の機会を提供することを目的に2022年から開催されています。

4年目となる今シーズンには約2,100名の子どもたちの参加が見込まれており、スポーツを通じた教育機会の提供や栄養改善、女子選手への支援など、地域社会に根差した活動として継続的に展開されています。

キベラで続くユースサッカーリーグ

一般社団法人A-GOALは、ケニアの首都ナイロビにあるアフリカ最大級のスラム「キベラスラム」で、子どもたちを対象としたユースサッカーリーグ「キベラA-GOALリーグ」を開催しています。

本リーグは2022年10月に開始され、2026年で4年目を迎えました。新シーズンは「KIKKOMAN presents キベラ A-GOAL リーグ 2026」として2026年4月3日に開幕します。

リーグには9歳以下、11歳以下、13歳以下、15歳以下の4カテゴリーが設けられており、合計約160チーム、約2,100名の子どもたちが参加する予定です。2026シーズンは4月から6月末まで1stレグを開催し、9月から2ndレグが行われる予定です。

昨シーズンは1stレグ(3月16日〜6月8日)で1,312試合、2ndレグ(9月14日〜12月15日)で2,324試合が実施され、合計で3,636試合が行われました。

リーグ戦では子どもたちに食事も提供されており、昨シーズンの提供食事数は約57,105食に達しました。食事内容はウガリ、ご飯、キャベツ炒め、緑豆などで、子どもたちの栄養改善にも取り組んでいます。

国際大会遠征と女子チームの活躍

キベラA-GOALリーグでは競技機会の提供だけでなく、子どもたちの経験の幅を広げる取り組みも行われています。

2025年12月には13歳以下のリーグ選抜チームがタンザニア遠征を実施し、東アフリカ最大級のユースサッカー大会「チプキジカップ」に出場しました。

遠征には男女チームが参加し、いずれも予選リーグを突破して決勝トーナメントへ進出しました。昨年は決勝トーナメント1回戦敗退という結果でしたが、今回の大会では女子チームがベスト8、男子チームが準優勝という結果を残しました。

ケニアやナイロビを離れた経験のない子どもたちにとって、海外遠征は大きな経験となっています。

大会参加を通じて競技力の向上だけでなく、異なる地域や文化に触れる機会を得ることで、子どもたちの視野を広げることにもつながっています。

スポーツを通じた社会支援活動

キベラスラムはアフリカ最大級のスラムであり、犯罪率の高さや衛生環境、栄養不足など多くの社会課題を抱える地域です。

そのような環境の中で、キベラA-GOALリーグは子どもたちが安心してスポーツに取り組める場を提供することを目的としています。

リーグではサッカーの試合機会だけでなく、参加する子どもたちに食事を提供することで栄養状態の改善にも取り組んでいます。また女子選手には生理用品の提供やカウンセリングなども行い、男女ともに安心して参加できる環境づくりを進めています。

こうした活動が評価され、2026年2月にはA-GOALがスポーツ庁から「スポーツ庁長官感謝状」を授与されました。

またリーグ運営に関わるキベラA-GOALリーグチェアマンのケン・ラシッドと、副チェアマンのコリンズ・ワソンガが初来日し、日本とケニアでより強固に連携していくことが確認されています。

A-GOALでは、月500円から支援できるマンスリーサポーター「マジナジュア」の募集も行っています。「マジナジュア」はスワヒリ語で「水と太陽」を意味し、子どもたちの成長を支える存在という意味が込められています。

サポーターからの支援は、リーグ運営や子どもたちへの食事提供、女子選手への生理用品支援など、キベラの子どもたちの未来を支える活動に活用されています。


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