マダガスカルにサイクロンEnawoが上陸し、3月11日15時(現地時間)の時点で死亡50名、行方不明20名、約176,000名が被災していると伝えられています。(-> Orange 速報ページより)最終的な被害状況は3月12日時点、まだわかっていません。
サイクロンEnawoは2017年3月7日〜3月10日にかけて、マダガスカルを縦断し、風速166km/h(=46m/s)を記録し、風速166km/h(=46m/s)を記録しました。これは日本の気象庁の基準だと「非常に強い台風」に該当します。
↑マダガスカル気象庁Facebookより。Enawoの衛星写真。
↑マダガスカル大統領府Facebookより。Enawoの進路予想図。
バオバブ並木のバオバブが倒れるなどを経験したサイクロン大国のマダガスカル。地域ごとに警告・注意報を出して、準備を呼びかけていました。
しかしながら、収穫直前の田んぼに水に浸かってしまってり、家々が流されるなど、Enawo上陸ポイントから中央高地の首都にかけて被害が広がっています。
この被害を受けて、EUや国連など国際期間も援助を名乗り出ています。(-> Midi Madagasikara, 国連人道問題調整事務所より)
なお、今回被害が特にひどかった一つが、Enawo上陸ポイントに位置するANTALAHAという地域。バニラの生産地としても有名ですが、今回の被害を受けて、町の80%近くが壊されてしまい再建が急がれます。
↑ クラウドファンディング gofoundmeより
この地域を支援するクラウドファンディングも立ち上がっていますので、ぜひ支援をお願いできればと思います。
Relief aid for ANTALAHA from ENAWO
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災地域の復興が少しでも早く進みますように。