キベラの若者が語る世界!ケニアのアーティストによる写真・映像展が開催!

特定非営利活動法人シフトエイティは、ケニア・ナイロビ最大のスラム地区キベラに暮らす若者たちによる写真・映像展「キベラ“スラム”から見つめる世界 ―語られてきた私から、語る私へ。―」を、2026年4月25日から5月31日までアートセンターBUGにて開催します。

本企画は、NPO法人SHIFT80代表理事であり株式会社こたつ共同CEOの坂田ミギー氏が手がけ、アートワーカー向けプログラム「CRAWL」に選出されたものです。外部から語られてきた「スラム」のイメージを、当事者の視点から問い直す試みとして実施されます。


撮影:ジェレミア・オニャンゴ/Jeremiah ONYANGO

BUG「CRAWL」選出企画が実現

本展は、株式会社リクルートホールディングスが運営するアートセンターBUGのアートワーカー向けプログラム「CRAWL」において選出された企画です。

「CRAWL」は、企画書をコミュニケーションツールとし、メンターとの壁打ちや参加者同士のピアレビュー、ネットワーク構築などを通じて、アートワーカーの機会と場をつなぐことを目的としています。

プログラムでは、ブラッシュアップされた企画書を参加者全員で読み合い、投票によって2つの企画を選出し、約1年弱の準備期間を経て開催します。

本企画はその一つとして選ばれました。企画者は、NPO法人SHIFT80代表理事であり株式会社こたつ共同CEOを務める坂田ミギー氏です。

坂田氏は、これまで自身や日本のジャーナリスト、クリエイターの視点を通してキベラを語ってきましたが、当事者自身が語る場の必要性を感じ、本展を構想しました。


撮影:エドワード・ディジー/Edward DIZZE

“語られる側”から“語る側”へ

本展では、ケニアの首都ナイロビにある巨大スラム・キベラに暮らす若者たちが、自らの手で撮影した写真・映像を通じて、「語られてきた存在」としてのスラム像を問い直します。

寄付によって集まったカメラと、プロの写真家・映像作家による技術指導をきっかけに、彼女/彼らは自身の暮らし、よろこびや苦しみ、働く姿や生きる希望を記録しはじめました。

将来の夢を聞くと、多くの若者が「ジャーナリスト」と答える背景には、自身の存在を社会から無視され疎外されてきたという実感があります。

撮影は単なる記録ではなく、「語る力」を獲得していく過程そのものです。本展では100点を超える作品と、アーティスト自身による作品解説映像を展示します。

さらに、来場者がキベラで暮らす若者へ質問を送り、後日返事が届く“対話”の機会も設けられ、被写体と観客のあいだに「語りの往復」が生まれる場をつくります。


撮影:ラマダン・サイード・アリ/Ramadhan Said ALI

13年越しの挑戦が結実

坂田ミギー氏は、はじめてキベラを訪れてから13年にわたり活動を続けてきました。外部の視点で語られるキベラと、現地で日々暮らす人々自身の視点との違いを感じてきたといいます。

長年の活動の積み重ねのなかで、キベラのアーティストやカメラに挑戦したいと願う若者たちと出会い、今回「キベラの人が、キベラを語る」展示が実現しました。

本展は、“スラム”という言葉に回収され透明化されてきた多様な日常と創造性を、当事者の視点から提示する試みです。

東京の中心から、キベラの視点を問い直す機会となります。


撮影:パースリー・オティエノ・オモンディ/Parsley Otieno OMONDI

開催概要

  • タイトル:アートワーカー向けプログラム「CRAWL」選出企画「キベラ“スラム”から見つめる世界 ―語られてきた私から、語る私へ。―」
  • 主催アートセンターBUG(株式会社リクルートホールディングス)
  • 共催:SHIFT80
  • 会期:2026年4月25日(土)~5月31日(日)
  • 開館時間:11:00~19:00(火曜休館/5月5日は開館)
  • 入場料:無料
  • 会場:東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー1F

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