ガソリンが値上がり!モザンビークの乗り合いバス”シャパ”は、儲かるのか考えてみた。

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2017年3月22日よりモザンビークはガソリンが約5MT/Lあがった。日本円に換算すると¥8/Lだ。
給料の上がっていない状態での値上がりは厳しい。

1月に大きな問題になったシャパ(乗合バス)の値上げがこれからまた予想される。
首都ではタイヤが燃やされるなど、暴動が起こった。

シャパとはだいたいが日本車のハイエースに運転手と車掌が乗っており、
一定のルートをくるくる回っているいわゆるバスみたいなものである。

乗り合いというがこんな優しい表現で表すほど譲り合って座っているイメージではない。
簡単に述べると東京の朝の通勤ラッシュくらいなもので、ハイエースに最大25人くらい乗っていたりする。

ところが今日たまたま乗ったシャパは僕一人を乗せて出発した。
(普段は最低でも10人くらい乗らないと発車しない。)

そこで値上がりしたのに、儲かるのか?と素朴な疑問が湧いたので、計算してみた。

ちょっと面白かったので、投稿したい。

ガソリン代はほぼ日本より少し安いくらいの、56MT/L(¥90)である。
1Lの燃費を中古車、そして重量を考えると大体10km/Lくらいと想定する。

乗車には10MTを支払う。
そうすると、1km当たりに一人乗客がいれば4MT(¥6)の利益が出る。

9kmまでの料金は10MTで、その間にでの乗り降りが大半だ。
ということは、25人乗った場合には200MT(10人だと50MT)くらいの収入が入る。

1日に彼らが何人乗せるのかはまたの機会にするとして、朝5時くらいから動いているので多額の金額を稼いでいることになる。

ちなみに今日僕が乗ったシャパは僕を下ろした後、Uターンをして反対路線のお客を拾いに行った。
僕が乗った距離は4kmくらいだったので彼らからしたら赤字ではないから出発したのだろうか。

生産性のある働き方を教えたいとつくづく思った。

ちなみに、アフリカでは2つのことを伝えるとどちらかを忘れる。という傾向が多い。。

1コメント

  1. 56/4協力隊ケニアOBです。
    モザンビークで現在も行われているODAプロサバンナ事業について、何か情報があれば知りたいです。
    農民たちが事業の停止を求めていて、農民組合の代表が3度も来日したと聞いています。

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