TSP太陽は、国際連合工業開発機関(UNIDO)東京投資・技術移転促進事務所 が主催する、『開発途上国の感染症予防に向けたSTePP技術の実証・移転による海外日本企業支援事業』に採択されたと発表しました。
2021年4月より『ケニア国太陽電池モジュール搭載型移動式検査システムによる新型コロナ感染予防対策技術の実証・移転事業』を開始するために、2月15日、同社が開発した『移動型PCR検査所』を横浜港よりケニアに向けて輸送します。
アフリカでも新型コロナの感染者が拡大!
世界の新型コロナウイルス感染者数は、全世界102,58万人、死亡者数も222万人を超えました(2021年1月31日現在)。
10月中旬から、アフリカ域内および大陸外とのビジネス交流を主な原因とする新規感染者数の急激な増加が指摘され、54カ国12億5,600万人を擁するアフリカにおいては、感染者数は256万人、死亡者数は63,000人と報告されました(2021年2月1日現在)。
その中でもケニアの感染者累計はアフリカにて5番目に多く、国土面積当たりの感染者数においてはアフリカにて最も感染者累計が多い国とっています。
これにより、相当数の検査設備の増加と実施体制を整えることが急務とされています。
移動式検査システムをケニアに輸送!
TSP太陽は、2020年8月に日本国内の新型コロナウイルス対策に貢献するために、検査員と被験者を透明パネルによって完全に分離し検査時の感染リスクを低減できる検査システム『クリニック用簡易検査BOX』を開発しました。
同システムは、現在までに日本国内の医療機関に532台を導入した実績を有します。
この日本国内での実績を活かし、2021年4月より『ケニア国太陽電池モジュール搭載型移動式検査システムによる新型コロナ感染予防対策技術の実証・移転事業』を開始します。
検査BOXをトレーラーと一体化させ、太陽光パネルと蓄電システムを搭載させることにより、アフリカの非電化地域でも対応可能な一般車両で牽引し移動する検査機検体 『移動式検査システム』として設計し、ケニアへ輸出します
また、本システムは検査時の感染防止はもちろん、被験者のいる場所へ移動して検査を可能にすることから、検査のため医療施設への移動に伴う感染リスクを低減することが期待できます。
なお本事業は、国際連合工業開発機関(UNIDO)東京投資・技術移転促進事務所が主催する、『開発途上国の感染症予防に向けたSTePP技術の実証・移転による海外日本企業支援事業』に採択されています。
事業期間は2021年4月中旬〜2021年5月中旬で、ケニアのマチャコス郡及びナイロビ郡で事業展開される予定です。
- 記事提供元:TSP太陽、国連機関の『途上国の感染症予防に貢献する実証事業』に参画|PR TIMES