大日本印刷株式会社(DNP)のグループ会社であるRubicon SEZC(ルビコン)は、2025年10月7日(火)から9日(木)までザンビア共和国ルサカで開催される「Digital Government Africa 2025」に初出展しています。
本展示会はアフリカ各国の政府関係者やセキュリティ業界の専門家が集い、行政のデジタル化を推進する最新技術やソリューションを紹介する場です。
ルビコンは、生体情報を活用したID認証サービスを通じて、社会インフラの信頼性向上と公平な社会サービスの実現を目指します。
アフリカのデジタル化を支えるID認証技術
ルビコンは「Laxton(ラクストン)」ブランドで、生体情報を活用した政府向けID認証サービスをアフリカや新興国向けに展開しています。今回の展示会では、国民一人ひとりを正確に識別し、選挙や社会サービスの公正性を確保するための先端技術を紹介します。
近年、アフリカ各国では、国民ID制度や選挙登録システムの導入が急速に進んでおり、正確な個人識別が社会の透明性と行政サービスの効率化に直結しています。
ルビコンが提供する機器やシステムは、電力やインターネット環境が整っていない地域でも安定稼働できる設計が特長です。アフリカの過酷な自然環境にも耐えられる堅牢な構造を持ち、信頼性と利便性を両立しています。
国民IDと国勢調査を支える生体情報ソリューション
展示会では、主に2つのソリューションが紹介されます。1つ目は、国民IDカードの登録・認証に対応するソリューションです。軽量かつ携帯性に優れた設計により、遠隔地でも容易に個人情報を登録できます。指紋や顔、虹彩認証といった複数の生体情報を統合的に管理し、重複登録やなりすましを防止します。
2つ目は、国勢調査向けのソリューションです。顔・指紋・光彩の生体情報を用いて、より正確で透明性の高い人口調査を実現します。
これにより、政府は正確な人口データに基づく政策立案が可能となり、社会保障や教育などの公共サービスの質の向上につながります。これらのシステムは、アフリカ全域で広がる「デジタルID革命」を支える中核技術として注目されています。
DNPとルビコンが描くグローバル展開戦略
DNPとルビコンは今後も、両社の持つ技術力と運用ノウハウを融合させ、アフリカのみならずアジア・南米などの新興国市場にも展開を拡大していきます。
生体情報を活用したID認証技術は、社会インフラの信頼性を高めるだけでなく、行政手続きの効率化や犯罪抑止、金融包摂の推進にも貢献します。
DNPは「誰もが心地よく、安全・安心な生活ができる社会の実現」を掲げ、グローバルな視点から社会課題の解決に取り組んでいます。
また、ルビコンは今後、「International Electoral Awards & Symposium」(10月・ボツワナ)や「ICAO Traveller Identification Programme」(11月・カナダ)などの国際展示会にも出展予定であり、世界的なガバメントDXの潮流の中でその存在感をさらに高めていく見込みです。
- 記事提供元:アフリカ最大級の政府向けデジタルサービス展「Digital Government Africa」に初出展|PR TIMES















