「事件は会議室で起こってるんじゃない。現場で起こってるんだ」
なぜ、こんな当たり前のことをまじめな顔で、こんなことを叫ばないといけないのでしょうか。それは、事件を「解決」するための「政策」が、実は、現場ではなく、<会議室で決められている>からなのです。それならば、「現場の空気」を、現場に生きる人々の気持ちを、だれかが「会議室」に持ち込むことが必要です。
政府や国際機関の役割は、「政策」を決め、人とお金を大きく動かすことです。しかし、政府や国際機関は、必ずしも十分に「現場」を知っているわけではありません。現場で活動し、人々の気持ちや願いをもっともよく知るNGOが、その役割を果たす必要があります。現場の声、人々の願いを持ち込み、それを政府や国際機関が受け入れられるような「提言」にまとめ、組織の垣根を超えて、問題解決に向けた人々のうねりを作り出す。それが「会議」でのNGOの役割であり、「市民外交」が重要である理由です。
TICAD VIで開催されるNGOサイドイベントとは!?
TICAD VIでは、メイン会場となるケニヤッタ国際会議場(KICC)周辺で日本企業がジャパンフェアを開催するほか、国際機関や援助機関を中心に、数々のサイドイベントが予定されています。日本のNGOやアフリカのNGOも、ナイロビにてサイドイベントの実施を計画しています。
保健や水と衛生、難民問題、持続可能な開発目標(SDGs)、農業等、政策提言に関わる企画や、アフリカの現場で活動するNGOの紹介等が行われる予定です。サイドイベントのスケジュールや場所等は近日中に発表されるそうです。
この機会にケニアまで、アフリカの熱気を感じに行くのはいかがでしょうか。また実際に行けない方も、今回のクラウドファンディングのプロジェクトを通じて、市民の声をアフリカに届ける活動を支援することもできます。私たちもそれぞれの形で、TICADを盛り上げていきましょう。
日本のNGOのTICADへの取組みは、以下のサイトより発信されています!
Facebook: https://www.facebook.com/africanticad/
ホームページ:http://afri-can-ticad.org/