「水は命」といいつつ… 何も変わろうとしないアフリカ人の本音は?【途上国ボランティアのリアル】

ヘルスケアの現地職員をパートナーに


ヘルスケア部門の職員と一緒に、村を巡回


例えば、修理をした村に最初はどんな感じで足を踏み入れましたか?
水事務所所属っていうのもちゃんと伝えて入りましたか?


私が一緒に動いていたのは、県庁の保健事務所に配属されている ヘルスアシスタントという役割の人で、前任者からの紹介もあってその人とずっと活動してたの。ヘルスアシスタントには担当の郡があるから、必然的にその人の担当エリアの村を巡回してた。

その人から、故障した井戸のある村を教えてもらって、いっしょに村を訪問して。県庁の水事務所でボランティアしてることも村では最初から伝えてました!


なるほど!ヘルスアシスタント。


水事務所にいますって伝えると、じゃあ井戸作ってくれとか直ぐ言われちゃうのがね…なんともね…。


わかります!


やまさんの村には、ヘルスケア担当のような人はいるのかな?


います。バイクで巡回しているようです。
たしかに、ヘルスケアのひとが巡回しているから、村人が「水は命」とか「下痢して大変だ」って、話をするのかなあ。

カメルーンの隊員はバイク禁止なので一緒にはまわれないんですけど・・でも、 ヘルスケア職員の彼から、水濾過方法と下痢との関連性をしゃべってもらうのは説得力ありますね!


あると思う!

ヘルスケア担当の人に、村の下痢の状況をどう思っているかとかをインタビューしてもらうのもいいかも? 現地の人から 現地の人へ伝えてもらうのって、効果大きいなと思う。


あ、それは抜けてました!インタビューいいですね。聞いてみます
なんか、勇気がでてきました!


よかった^^

あと私は、スクール インスペクターという役職の人とも活動してました。県内の学校を巡回して教育環境を調査してる人。たまたまその人は顔も広くて、仕事にあまり関係ない私の活動にも協力的だったので、いっしょに色々と動いてくれました。


例えば、スクール インスペクターとはどんな活動をされましたか?


スクール インスペクターと一緒に、小学校の調査をしたり(水源調査やトイレ状況、給食の有無等)。あと、小学校に付随してる水源(雨水タンクや井戸)が壊れたという情報をシェアしてもらって一緒に訪問したり。


なるほどー!参考になります!

 

美味しくて、安全な水を求めて

ビタミンCで、塩素消毒の味がマシになる?
ビタミンCで、塩素消毒の味がマシになる?


ちょっと 話もどるけど、
塩素消毒の味を マシにするアイディア を見つけたよ!
【レシピ】もうミネラルウォーターは要らない!?水道水を美味しくする方法 – NAVER まとめ

一晩おいたり、果汁を加えるとマシになる。
(果汁で味をごまかしてるわけじゃなくて化学反応らしい)
木炭とかもあるといいんだけどね


すごい!
塩素を入れて一晩放置するのなら、楽ちんだねー!


効果があるかわかんないけど、
とりあえず、歩みよる姿勢をみせるだけでも、ちょっとは心を開いてくれるかな?


わあ、すごいいいアイディア!


よく読んだら、レモンじゃなくても、お茶の葉とか、とにかくビタミンCならいいみたいだ


なるほど、小さなレモンならあります


既に知ってる情報かもだけど、こんなのも。
ペットボトルだけあれば、水を殺菌できる方法(SODIS)
SODIS:非常時の生存率を倍にする『安全な飲み水の確保方法』 – NAVER まとめ


SODIS !


これめっちゃいい!! ペットボトルにいれて日向に放置するだけ。
ボツワナの紫外線すごいから 村で流行らせたい~

基本は無料で安全な水道水が手にはいるんだけど
水不足のときは溜池の水を飲んだりするし
村から離れて住んでる人は毎日、濁った川の水とか飲んでるんだよね


やまさんの村でも、いろいろ実験して、その実験に協力してくれる家庭なり、村なりができるといいね。
その比較結果をヘルスケアのひとと共有したら、ちゃんと広まりそう!


そうですね!とにかく、ダメもとでやってみます!!


うんうん、すてきー!


がんばって☆


アドバイス、ありがとうございました^^!


 

ということで、JOCVざつだん 水の防衛隊編でした。

村人の「言っていること」と「本音」が違うような気がして… 悩む。

とりあえず “なんとかなっちゃう” から、村人が動かない!

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というやまさんのお悩みは、
他のアフリカ地域でボランティア活動をする隊員も同じく共通するところなんじゃないかなあと思います。

赤ちゃんが死なないようにとか、本当に大事な、絶対おさえなきゃいけないポイントって、さすがに現地のひともやってるんですよね。でも子どもや大人の下痢は放置しちゃう。

短期的にはそれでよくても、長期的にみると問題があり。

そこに切り込んで慢性的な課題に変化をもたらすことが協力隊ボランティアに期待されていることだったりもするけれど・・・。やっぱり中長期的な課題は 現地の人の優先順位としては低く、やる気に火をつけるのはハードルが高い。

そんなときに頼れるのが けいてぃ先輩のアドバイスにあったような、その地域ですでに村人とつながりのある、現地の職員との連携! うまく他のセクターのひととネットワークをつくって、情報収集&衛生啓発活動につなげられるといいですね♪

それでは今日はこのへんで ホシアーミ!

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