安全な水をマダガスカルへ届けよう!TAP PROJECT、水運びの疑似体験イベントを開催!

「きれいで安全な水」を必要とする南部アフリカのマダガスカルの子どもたちを支援する活動「TAP PROJECT JAPAN」のシンボルイベント「ROAD to WATER」が、2017年8月21日(月)~8月24日(木)に開催されます。マダガスカルの子どもたちの水運びの大変さを、センサーが内蔵されたバケツ型デバイスを使って擬似体験できます。

きれいで安全な水を!TAP PROJECTの活動

TAP PROJECT

TAP PROJECTは、きれいで安全な水が身近にある環境にいる人たちが、世界の子ども達が置かれている状況を知り、さらに支援する取り組みとして、2007年にニューヨークで始まりました。

世界ではいまだ約21億人の人々が安全に管理された飲み水を手に入れることができません。汚れた水と衛生環境や衛生習慣の欠如にによって、年間30万人以上の5歳未満児が下痢という単純な病気から深刻な脱水症状に陥り、命を落としています。2008年には全米とカナダに拡大、その後フィンランド、ニュージーランドにも拡がりました。現在、アメリカでは、オンライン募金を通じた活動を中心に実施しています。

日本においては博報堂DYグループの有志メンバーによって、2009年に「TAP PROJECT JAPAN」として活動が開始されました。初年度は東京と横浜エリアで、2010年には名古屋、関西、神奈川全域に、2011年には全国に活動エリアが拡大し、世界の水問題やプロジェクトの紹介やマダガスカルの子どもたちへの募金を呼び掛けています。

また2012年より、水に対する意識の高まる夏のシーズンに、水に対する気づきを与え募金を呼びかけるための様々なイベントを企画・実施しています。

「TAP PROJECT JAPAN」の水と衛生の課題への取り組みは、国連サミットで採択された“SDGs(持続可能な開発目標)”に盛り込まれている「安全な水とトイレを世界中に」の目標達成に貢献しています。水と衛生の課題は、教育や暴力からの保護等人々の生活そのものと密接に結びついています。プロジェクトの活動は、SDGsの目標6のみならず、他の様々な目標へもアプローチしています。

これまでに約1,500店舗の参加レストランや関連イベント・企画などを通じて、マダガスカルへの水と衛生支援に2016年11月時点で総額3,610万円以上の募金額が寄せられました。また2016年は、インスタレーション『TAP WATER ADVENTURE』を都内のイベントとTAPのHPで展開し、4000人以上が参加しました。

清潔な水へのアクセスが難しい、マダガスカル

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「TAP PROJECT JAPAN」を通じて集まった募金は、アフリカ南東部の島国、マダガスカル共和国においてユニセフ(国連児童基金)が行う水と衛生事業の支援プロジェクトに役立てられています。

国際NGO”ウォーターエイド”が毎年発表している報告書の第2弾「荒ぶる水-Wild Water」によると、現在、世界では6億6,300万人が清潔な水にアクセスできず、その大部分である5億2,200万人が農村部に住んでいます。その中でマダガスカルは、農村部における清潔な水へのアクセスが世界で5番目に難しい国となっています。

マダガスカルは、サイクロンによる被害やエルニーニョ現象の影響を受けるなど、気候変動の影響を大きく受けています。農村部で安全な水にアクセスできない人の割合は約1000万人で全体65%の当たり、これは全体の人口の半数、農村部では3人に1人しか基本的な飲み水を手にできないことを意味します。

「水に関わる様々な問題」は、SDGsの目標6「安全な水とトイレを世界中に」だけでなく、その他の様々な目標ともつながる重要なテーマの一つとなっています。

これまでの支援によって、ソーラーパワーを利用して水を汲みあげ、給水する簡易水道施設を学校や保健センターを含むコミュニティに3基設置されました。また47の小学校とコミュニティに対し、45ヶ所の井戸や給水施設、そして学校に142基のトイレが作られました。これらの活動により約20,300人の子どもたちとその周辺の地域住民が、清潔で安全な水を飲むことができるようになりました。

さらに小学校では、手洗い設備が整備され、教員へのトレーニングや教材の提供などを通じ、子どもたちへの衛生教育にも力を入れています。子どもたちから家族、地域社会へと衛生習慣の改善が進んでいます。

シンボルイベント「ROAD to WATER」が開催決定!

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「TAP PROJECT JAPAN」は、シンボルイベント「ROAD to WATER」を2017年8月21日(月)~8月24日(木)に代官山T-SITE GARDEN GALLERYにて開催いたします。「ROAD to WATER」では、マダガスカルの子どもたちの水運びの大変さを、センサーが内蔵されたバケツ型デバイスを使って擬似体験することができます。

「ROAD to WATER」概要

マダガスカルの村では村人たちが安全な水を心待ちにしています。できるだけバケツから水をこぼさずに、急いで村人たちに水を届けるゲームに挑戦しましょう。

STEP 1:両手にバケツを持って画面の前に立つと、ゲームがスタートします。
STEP 2:その場で足踏みをすると前に進みます。バケツを水平にして、水をこぼさないように走ります。
STEP 3:ゴールまでのタイムと、こぼさず運べた水の量で、体験者のランクが決定します。

【期間】 2017年8月21日(月)~24日(木)11:00~20:00 ※8月21日(月)は13:00~20:00
【場所】代官山T-SITE GARDEN GALLERY(東京都渋谷区猿楽町16-15)
【詳細】HP( http://www.tapproject.jp/ )をご覧ください。

なお通常のレストラン・カフェでの募金は、2017年8月1日(火)から9月30日(土)の2カ月間実施されます。

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