ソニー銀行は、アフリカ開発銀行(AfDB:African Development Bank)が南アフリカランド建てで発行する「フィード・アフリカ・ボンド」への投資を実施したと発表しました。
本債券への投資資金は、AfDBの戦略的優先分野であるフィード・アフリカを推進するプロジェクトへの融資に充当されます。
食料不安と栄養不良が課題!
アフリカでは食料不安と栄養不良が引き続き重要な課題であり、アフリカ全土で約2億7,800万人余りが栄養不良状態にあります。
農業が雇用に占める割合は60%以上を占めますが、農業セクターが域内GDPに占める割合は、その低生産性によって3分の1にとどまっており、アフリカは世界で最も食料不安な地域となっています。
またアフリカは、世界の耕作可能な未耕作地の65%を擁しているのにもかかわらず、年間約750億米ドルを食料輸入に支出しています。広大なサバンナ地域だけでも4億ヘクタールと推定され、そのうち耕作されているのは僅か10%にとどまります。
農業変革の道のりを支援するアフリカ開発銀行!
アフリカ開発銀行(AfDB)は1964年に設立されたアフリカにおける持続可能な経済開発と社会発展の促進を使命とする国際開発金融機関です。
AfDBは54のアフリカ域内の加盟国と27のアフリカ域外の加盟国からなる81ヶ国によって拠出された資本金を基礎として、同行の10か年戦略において、「インクルーシブな成長」と「グリーン成長への段階的な移行」という2つの目標に焦点を当てています。
AfDBは、水・エネルギー・食料へのアクセスの改善、天然資源の持続可能な利用、イノベーション、雇用の創出、経済成長の促進を通じてアフリカの人々の生活向上に寄与しています。
食料増産(フィード・アフリカ)は、AfDBが最優先に開発を進める5つの分野(ハイ・ファイブズ)のうちの1つで、アフリカの農業をグローバル競争力を備えたインクルーシブでビジネス思考なセクターへと変革し、富と有給雇用の創出や生活の質を向上させることを目的としています。
AfDBは、(1)極度の貧困の撲滅、(2)飢餓と栄養不良の根絶、(3)農産品について輸出額が輸入額を上回るようにすること、(4)複数の主要農業バリューチェーンの頂点に立つこと、に取り組んでいます。
ソニー銀行、「フィード・アフリカ・ボンド」へ投資!
ソニー銀行は、AfDBが南アフリカランド建てで発行する「フィード・アフリカ・ボンド」への投資を実施したと2024年6月18日に発表しました。
本債券への投資資金は、戦略的優先分野であるフィード・アフリカを推進するプロジェクトへの融資に充当されます。
ソニー銀行は、本債券への投資を通じ、持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献するとともに、責任ある機関投資家としての責務を果たし、ソニーフィナンシャルグループ共通のESG投資方針に則して、持続可能な社会の形成への貢献をより一層進めていきます。
- 記事提供元:アフリカ開発銀行が発行する「フィード・アフリカ・ボンド」への投資のお知らせ|PR TIMES