ベーリンガーインゲルハイム、サブサハラの畜産農家に動物用医薬品へのアクセスを提供!

バイオ製薬企業のベーリンガーインゲルハイムは、同社のLastMileイニシアチブにより、これまでサブサハラ地域で40,000人を超える小規模畜産農家を支援してきました。

同イニシアチブはGALVmedやビル&メリンダ・ゲイツ財団と共同で2018年より開始されたもので、アフリカ6カ国の小規模畜産農家を対象に動物の疾病予防と治療に関する意識向上を図っています。

主たる活動地域は、東部アフリカのケニア共和国、エチオピア連邦民主共和国、中部アフリカのカメルーン共和国、西部アフリカのナイジェリア連邦共和国、マリ共和国、ブルキナファソですが、今回は新たに東部アフリカのウガンダ共和国、タンザニア連合共和国でも同社の製品が新規承認されました。

各国で医薬品の承認数を増やす!

LastMileは2018年にビル&メリンダ・ゲイツ財団(BMGF)の資金提供を受け、グローバル・アライアンス・フォア・ライブストック・ベトナリー・メディシン(GALVmed、ライブストック医薬品のためのグローバルアライアンス)と共同でベーリンガーインゲルハイムによって開始されたイニシアチブです。

このイニシアチブは、ケニア、カメルーン、ナイジェリア、マリ、ブルキナファソ、エチオピアの小規模農家をサポートしています。

そしてこれら6か国とウガンダ、タンザニアにおいて、56件の新規承認を実現しました。

ベーリンガーインゲルハイムは、承認済医薬品数を増やすことにより、畜産従事者や獣医師がより多くの治療オプションにアクセスできるよう支援しています。

動物用医薬品へのアクセス改善!

LastMileは、アフリカの小規模畜産農家に対し、動物の疾病予防に関する研修を提供するとともに動物用医薬品へのアクセスを促進するイニシアチブで、これまでに6カ国40,000人を超える畜産者にその恩恵を届けました。

このイニシアチブは、支援が届きにくい地域に対し、アニマルヘルスケアソリューションに関する認知、アクセスと活用におけるギャップを埋めて実践への橋渡しをする(「ラストマイル」)ことが目的です。

これにより、生産性と所得創出が向上し、その地域コミュニティのフードセキュリティ(食料安全保障)と生活の改善が期待できます。

技術者や獣医師との協力も!

製品の正しい使用法の指導や小規模畜産農家の啓発において重要な役割を担うのは地元コミュニティの動物医療技術者です。

LastMileと協力する20名以上の技術者は、20,000件近い畜産従事者を訪問し、17,000店以上の畜産関連小売店に製品の在庫や棚割を最適化する方法についてコンサルティングを行いました。

さらに、現地の獣医師に対しては、のべ8,600回以上の訪問を重ね、予防や治療オプションについて情報提供や研修を実施しました。

アフリカ経済に持続可能な事業を!

ベーリンガーインゲルハイムのインド・中東・トルコ・アフリカ地域における持続可能性のイニシアチブを推進するSustainable Development – For Generationsのヘッド、Ayman Eissaは、次のように述べています。

「ベーリンガーインゲルハイムは、グローバル規模で、発展途上国におけるヘルスケアの課題を明らかにし、動物の健康を向上させるべく取り組んでいます。

LastMileイニシアチブにより、小規模畜産農家の所得と生産性を強化し、食糧安全保障を確保するための疾病予防の重要性を強調し、アフリカの広範な経済に組み込まれる持続可能な事業を推進します。」


返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください