ガーナのコミュニティーに農協を!アフリカでの挑戦と葛藤!【第4回】

「挑戦」の中で生まれる「葛藤」!

そもそも今回のプロジェクトの理念は「外部からではなく内発的な、そして持続的なコミュニティー開発を目指す」というものでした。

現在僕が行っているプロジェクトはウンクムの村の人たちとの会話の中から生まれたものでありますが、プロジェクトの中心には明らかに「外」である僕だったり、NGOのスタッフだったりがいて、そのような意味で完全に内発的である状況とは言えないと思います(中心は村長、村の人3人、現地NGOスタッフ、僕の合計6人。他農協のメンバーが20人ほど)。

もちろん最初の段階では外部からの支えが必要であり、また、外部だからこそ出来ることがあるとは思いますが、今後どのように組織を維持したり、どの程度中心を村の人たちに移していく必要があるのかということは考えるべきことであるように思います。

また、この様に農協というものを作る過程で、それまで村にあったものや既存の仕組みを壊してしまうのではないかという不安がありました。僕は1カ月半しか滞在しないし、異なる文化で育ち、村のすべてを知っているわけではないのに、自分の考えによって人を巻き込み新たなものを作るということが本当に正しいことなのか分からないという気持ちもあります。

ただ、村の人たちが本当にそれが必要なのか、村の人たちにとって効果的なものであるのかという問いに対し必要だと考えるならば、僕は新たなことに挑戦する価値があると思っています。

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現地の小学校の遠足に同伴、植民地時代の奴隷貿易港ケープコーストに行きました


長々と書きましたが、現在自分が取り組んでいることや考えていることについて出来るだけ正確に記述したつもりです。ガーナに来ることによって見えたもの、余計に分からないこと等多くありますが、残りの2週間も健康第一で過ごしたいと思います。自分の次回の投稿はプロジェクトのその後、また全体的な振り返りについて書きたいと思います。

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