国旗にはその国の歴史が詰まっている!?その深イイ由来を探る〜西アフリカ編〜

世界各国の国旗を見ていると、デザインも色使いも大きく異なっていて面白いですよね。

今回は西アフリカの3カ国をピックアップして、その国旗に隠された深イイ理由を探ってみたいと思います。


1)世界一寿命が短い最貧国、シエラレオネ

シエラレオネの国旗は独立に伴い1961年に制定されました。

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それぞれの色に込められた意味は以下のとおりです。

・緑:シエラレオネの山々や農業、天然資源を表しています。
・白:団結と正義を意味します。
・青:大西洋と西アフリカ随一と言われる天然の良港であるフリータウンを表しています。

約10年近く続いた内戦による影響が残り、平均寿命46歳と世界で最も平均寿命が短い国(2014年度)です。現在は民主化に向けて取り組んでいますが、エボラの影響も受けてまだまだ安定への道のりは遠そうです。

全く関係ないですが、どこかファミリマートを連想してしまうのは僕だけでしょうか・・・。


2)世界一の商船保有国、リベリア

1847年に共和国として初めてアフリカ独立を果たしたのがリベリアです。
(独立国家としてはエチオピアに次いで2番目です。)

どこかの国の国旗に似ていると思いませんか?

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リベリアはアメリカで解放された奴隷が再入植して作られた国なのです。
なので、リベリアの憲法はアメリカ合衆国憲法を基本にして制定されています。

それぞれの色とデザインに込められた意味は以下のとおりです。

・赤:勇気
・白:誠実さ
・青い四角:アフリカ大陸を表しています。
・白い星:奴隷から解放された独立国であることを示しています。

また11本の紅白の縞は、独立宣言に署名した11人を表しています。

リベリアは船舶の便宜置籍国として知られ、約1,800隻を保有する世界一の商船保有国です。
この国旗は商船旗として、世界中で目にすることができるそうです。


3)アフリカ大陸最大の経済大国、ナイジェリア

今や南アフリカやエジプトを抑え、最大の経済大国となったナイジェリアの国旗がこちら。

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ナイジェリアの国旗はとてもシンプルなデザインです。

・緑:豊かな天然資源、農業を表す。
・白:平和と統合を表す。

3つに区分されているのは、ナイジェリアの主要なな3部族(北部のハウサ人、西部のヨルバ人、東部のイボ人)を示しています。

この国旗は1958年に一般公募によって、ある学生の作品が選ばれたそうです。
自分の作品が国旗になるなんてロマンがありますね。

今ニュージーランドが国旗を変更しようとしてますが、あんな感じですかね。


番外編)どこか分かる?汎アフリカ色を使用する西部アフリカの国々!

西アフリカでは多くの国々が前回ご紹介した赤・黄・緑の汎アフリカ色を採用しています。

汎アフリカ色の3色はアフリカで初めて独立を果たしたエチオピアに対するリスペクトから来ています。

詳しくは東アフリカ編をご覧ください。

 

さてそこで問題です。

これらの国がどの国の国旗がわかりますか?

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ちなみに僕は全然わかりませんでした。。。

答えはこちら↓↓

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見分けるのが大変ですね。。。

次回は北アフリカの国々をご紹介させていただきます。

Photo credit: ** RCB ** via Visual hunt / CC BY

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