第8回アフリカ開発会議(TICAD)、チュニジアをホスト国として8月に開催へ!

日本政府は第8回アフリカ開発会議(TICAD8)を2022年8月27日、28日に開催すると発表しました。

現在、アフリカ大陸では新型コロナウイルス(COVID-19)が流行し、新たな亜種が出現していますが、日本政府と他の共催者は、アフリカ大陸にとって重要な時期にこの会議を開催し、強い連帯のメッセージを発信していきます。

アフリカ開発会議(TICAD)とは!?

アフリカ開発会議(TICAD)は、多国間協力とパートナーシップの関係強化を通じて、アフリカの開発、平和と安定を促進するために、日本政府によって1993年に開始されました。

日本政府が主導し、国連アフリカ担当事務総長特別顧問室(UNOSAA)、国連開発計画(UNDP)、アフリカ連合委員会(AUC)、世界銀行、日本政府が共催しています。

TICADは、アフリカ全域で革新的で持続可能かつ公平な開発の道筋を探る包摂的な多国間プラットフォームです。

1993年の第1回会議以降、日本で開催されてきたが、2016年に第6回会議を初めてアフリカ(ケニア、ナイロビ)で開催。また、前回の第7回会議は2019年に横浜で開催され、1万人以上の参加者が集まりました。

TICADの主な目的の一つは、官民間のグローバルなパートナーシップを促進することです。

共催者であるUNDPは、概念的・地域的な専門知識を提供し、思想的リーダーとしてTICADを支援するだけでなく、アフリカにおける広大なネットワークを活用し、連携の推進と調整、持続可能な開発に向けたアドボカシーやTICADプロセスの円滑な運営を支援してきました。

第8回アフリカ開発会議、8月に開催へ!

松野博一内閣官房長官は2022年2月8日、第8回アフリカ開発会議(TICAD)を8月27日、28日に開催すると発表しました。

8回目となる今回は会議は、北アフリカに位置するチュニジアをホスト国として開催される予定です。なお開催形式については、新型コロナウイルスの感染状況等を踏まえて、今後決定されることとなります。

また、TICAD8に先立ち、TICAD閣僚会合を、2022年3月26日及び27日にテレビ会議方式で開催する予定です。

松野官房長官は、新型コロナがアフリカの社会・経済にも甚大な影響を及ぼす中、国際的な連携が今こそ重要であり、TICAD8を通じ、アフリカ自身が主導する発展を強く後押しし、ポストコロナを見据え、アフリカ開発の針路を示していく旨を述べました。

この会議は、アフリカが30年近くにわたって比較的一貫して発展してきたにもかかわらず、壊滅的な不況に見舞われている時に開催されます。

この前例のない緊急事態によって、多国間主義、国際協力、そして複雑な課題に対するグローバルな解決策を見出すという国際社会の決意が試されています。


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