アフリカを中心とした新興国において物流のDXを促進するアンドアフリカ株式会社は、物流SaaSである「Logi-IQ」のベータ版の提供を2023年11月24日(金)より開始しました。
ベータ版のサービスは無料利用が可能で、正式版ローンチ予定前の2024年1月31日までの期間限定での提供となります。
アフリカにおける物流管理のの課題
一般的に物流管理の領域は複雑性が高く、多くの課題が存在しています。
これらの課題は業務の効率性を悪化させ、それに起因して事業の利益率にも悪影響を与えます。
その中でも物流業運営の上で最も重要と言えるタイムマネジメント・人財マネジメント・燃料費等のコストマネジメントにおける管理ミスまたは非効率な管理は、事業基盤の脆弱化に繋がります。
特にアフリカ諸国を始めとする新興国においては、上記の様なコアリソースのマネジメントの効率性が乏しく、改善の余地が大きいエリアと言えます。
加えて、高額かつ導入体制の構築が必要なERPパッケージよりも、手軽なSaaSソリューションの導入が今後進んで行くものと予想されます。
物流SaaS「Logi-IQ」がローンチ!
上記の状況下、アフリカ諸国を始めとする新興国において上記課題の解決に寄与するソリューションとして、アンドアフリカはLogi-IQのベータ版をローンチしました。
Logi-IQは、配送工程における非効率を排除し、費用対効果を向上させ、物流状況を正確に制御することを目的とするツールです。
Logi-IQの具体的な機能は下の通りです。
ルート最適化
最初の機能はルート最適化 (Route Optimization)です。
Logi-IQ は、配送タスクの優先順位、ドライバーの空き状況・スケジュール、各種車両の収容能力、安全性の考慮事項を考慮しながらその時々で最適なルートの自動設定をします。
ドライバー側も、自身のスマートフォン上のアプリにて自分がその日に完了させるべき配送タスク(一覧・詳細)および進むべきルートが確認出来るため、安全運転や末端顧客のケアに集中することが出来ます。
ドライバーの自動アサイン・管理
ドライバーの空き状況・スケジュールと配送タスクを照合し、リソースの無駄や時間外労働を排除する形でドライバーの各配送タスクへの自動割り当てを行います。
配送タスク管理
各配送タスクの完了状況が管理者側・ドライバー側問わず一目で確認可能です。管理者(アドミン)側では、管理者ダッシュボードを通じてタスク完了状況が概要から詳細レベルまで確認が可能です。
また、ドライバー側ではスマホのアプリ上で担当する配送タスクのステータスが更新出来るため、アドミンとドライバーの管理のための負担を最小化します。
ペーパーレス
ドライバー用のモバイル アプリを使用すると、デジタルでタスクを完了できる(受取人のサインもスマホのアプリ上で取得・アップロード可能)ため、紙の印刷が一切不要となり、効率性の向上・コスト削減に繋がります。
ビジネスインテリジェンス(BI)
Logi-IQ では蓄積していくデータを分析し、事業全体、期間ごと、ドライバー毎など様々な切り口でのパフォーマンスを見える化します。
パフォーマンスはアドミン側で網羅的・視覚的に確認可能ですが、ドライバーにも自分が係るパフォーマンスについてのフィードバックを確認することが可能です。
それにより、ドライバー評価の合理性向上、事業の継続的な改善が期待出来ます。
ベータ版での特別オファー中!
ベータ版のサービスは無料利用が可能で、正式版ローンチ予定前の2024 年1月31日まで(期間延長の可能性有り)の期間限定でのご提供となります。
Logi-IQの公式Web(https://www.logi-iq.com/)にアクセスして登録頂き、ベータ版サービスをご利用下さい。
なお、今回のベータ版無料提供では、正式版ローンチに向けた改善点収集を目的としており、ベータ版ご利用のユーザーへは、こちらのフォーム(https://bit.ly/488StW6)にてフィードバックを提供する必要があります。
貴重なフィードバックは厳重に管理され、来年2024年上旬に予定されている Logi-IQ サービスの正式版リリースに向けてUI/UXの改善に利用されます。
Logi-IQ ベータ版でアクセス出来る初期機能では、ドライバー個々人、保有車両、在庫保管位置などの情報を登録し、タスクスケジュールをCSV形式でインポートすることでルート最適化ツールをシームレスに利用することが可能です。
アフリカなど新興国の物流DXに寄与を目指す!
アンドアフリカは、ラストマイル物流のマーケットプレイス事業であるEasy Collect & Drop (ECD)での知見、アフリカおよび東南アジア市場におけるプレゼンス・ネットワークを活用することで本事業Logi-IQの事業基盤を構築していく考えです。
2023年12月時点で、南アフリカ、フィリピンにてサービス提供中であり、来年上旬中にボツワナ、その他アフリカ諸国(ガーナ、ナミビア、ケニア、タンザニア、ザンビアを含む)にてサービスがローンチされる予定です。
アンドアフリカの代表取締役CEO室伏氏は、「アフリカを始めとする新興国において新たな産業を創りだすことで雇用を創出する、というミッションの元、弊社プロダクトであるECDにて物流改革を進めて参りました。
この度、物流に課題が多いアフリカ市場において、ECDにおいて培った経験・知見を活用することで物流SaaSであるLogi-IQを立ち上げました。
アフリカを始めとする新興国の物流DXに寄与すべく、精進して参りますので、応援の程、宜しくお願い申し上げます。」と本サービスについて述べています。
- 記事提供元:アフリカ物流SaaS、Logi-IQのベータ版ローンチについて|PR TIMES