Dodaiは、武蔵精密工業、ニッセイ・キャピタル、ICJより300万米ドル(約4.5億円)の資金調達を完了と発表しました。
調達した資金は主にモビリティの仕入れ等に充当し、今年中に5000台の電動モビリティ販売を目指します。
大きな経済成長ポテンシャルを秘めるエチオピア
エチオピア連邦共和国は、人口1.2億人(世界第12位、アフリカ内第2位)と大きな経済成長ポテンシャルを有しています。
一方で、そのモビリティ普及率は四輪車価格および燃料価格の高騰などにより依然として低い水準にあります。
他方で、豊富な水資源を背景に、エネルギーミックスにおける水力発電が占める割合は90%に達しており、電力価格も低位に保たれています。
現在、モータリゼーション進展&脱炭素のソリューションとして、電動二輪車は最適な選択肢となっています。
電動モビリティを普及を進める、Dodai!
Dodaiは、2023年8月にエチオピアで電動モビリティ事業をスタートし、2027年以降アフリカ各国でのサービス展開を目指しているスタートアップです。
「アフリカにおいて持続可能な電動モビリティを普及させること」をコーポレーションミッションとして掲げ、成長著しいエチオピアにおいて高品質な電動二輪車を提供しています。
Dodaiの電動モビリティは以下の3つの特長を持っています。
1)バッテリー
Dodaiの電動モビリティ(電動二輪バイク)はエチオピアで唯一リチウムバッテリーを搭載しており、従来型よりもバッテリー寿命が約4倍長く、走行距離で他社と比較して通常60-70kmのところ120-150kmの走行が可能となります。(フル充電時の比較、Dodai調べ)
2)購入後サポート
また、他社は売り切りを基本としていますがDodaiでは販売後のアフターセールスも対応しており、メインテナンスは随時無料かつスペアパーツも常に揃えているので故障しても継続して使用することが出来ます。
3)現地金融機関と提携した割賦販売
エチオピアのマイクロファイナンス機関である VisionFund と業務提携することにより、手元購入資金がない個人でもDodaiの電動モビリティをローン購入することが可能となりました。
約4.5億円の資金調達を完了!5,000台の販売を目指す!
Dodaiは、武蔵精密工業、ニッセイ・キャピタル、ICJより300万米ドル(約4.5億円)の資金調達を完了と発表しました。
調達した資金は主にモビリティの仕入れ等に充当し、今年中に5,000台の電動モビリティ販売を目指します。
本ラウンドへ参画した武蔵精密工業株式会社の代表取締役社長・最高経営責任者である大塚 浩史氏は、「エチオピアは再生可能エネルギー資源に恵まれていますが、国内のモビリティ(交通手段)は大きく輸入原油に依存しているため、その点で国家財政に負担をかけています。
ムサシは、Dodai社との広域でのオープンイノベーションを通じて同国におけるe-モビリティの普及を推進することで、『人と環境が調和した豊かな』社会の実現を目指していきます。」とコメントを述べています。