NPO法人CLOUDYは、ガーナのアグボグブロシー地区で2025年に初めての学校『CLOUDY SCHOOL』を建設するプロジェクトを開始します。
この活動は、教育を受けられない子どもたちや、働く場を求める親たちの切実な声を受けて立ち上がりました。地域に新たな未来を創り出す試みをご紹介します。
子どもたちと親の希望を受けて始まったプロジェクト
CLOUDY SCHOOLプロジェクトは、2020年の緊急食糧支援活動を通じてガーナ・アグボグブロシー地区と出会ったことから始まりました。この地域では学校が一校もなく、65%の子どもたちが教育を受けられない状況にあります。
また、子どもを預ける施設がないため、特にシングルマザーは仕事を得ることが難しい現実があります。
地域の女性たちから“子どもを預けられる場所が欲しい”という要望が寄せられたことが、このプロジェクトを動かすきっかけとなりました。CLOUDYは子どもたちのために学校を建てることを決意し、この地に根付いた支援を行うことを目指しています。
世界最大の電子廃棄物の墓場と言われるガーナの首都・アクラ、アグボグブロシー地区
教育と安心を提供するCLOUDY SCHOOLの特徴
CLOUDY SCHOOLは、地域の子どもたちや親たちが抱える課題に応える多機能施設を目指します。学校では幼稚園・託児所を併設し、親が安心して子どもを預け、働きに出られる環境を整備します。
また、栄養面をサポートするため、給食の提供を実施し、子どもたちが毎日1食は栄養豊富な食事を取れるようにします。
さらに、日本の教育から取り入れたアートや音楽、そろばんといった独自カリキュラムを提供し、子どもたちの創造力や協調性を育てることを目指します。隣接する広場では体育の授業も行い、体力向上にも貢献します。
持続可能な支援と地域への貢献
CLOUDY SCHOOLの運営は、単なる一時的な支援ではありません。プロジェクトではリサイクルやアップサイクル品を積極的に取り入れ、地域全体がゴミの資源化を進めるモデル集落となることを目指します。
これにより、地域社会に環境問題への意識を根付かせるとともに、世界に向けて問題提起を発信します。
また、これまで多くの団体が短期間で撤退していった中、CLOUDYは地域住民との信頼関係を築くことに成功しました。これを基盤に、持続可能な学校運営を目指し、地域と共に未来を切り開いていきます。
資金調達とリターン
このプロジェクトでは、ベースとなる教室・託児所の建設費用として総額1,000万円のクラウドファンディングに挑戦しています。
資金使途は、小学校や幼稚園、託児所の教室建設に加え、職員室やトイレの設置、水道工事、教室の備品購入など、多岐にわたります。
また、寄付者へのリターン品として、CLOUDY特製のテキスタイルデザインを使ったバッグやポーチ、特製ポストカード、オンライン活動報告会の参加権などを提供します。
本プロジェクトはAll-in方式で進行し、目標金額に満たない場合でも計画を実行し、地域に希望を届けます。
クラウドファンディング詳細
- プロジェクト名:10万人を超える人々が生きる西アフリカ最大のゴミ山に、初めての学校を建てたい!
- プロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/802094/view
- 目標金額:1,000万円
- 記事提供元:10万人を超える人々が生きる西アフリカ最大のゴミ山に、初めての学校を建設するためのクラウドファンディングを開始!|PR TIMES