タイガーモブ、ルワンダ虐殺の加害者・被害者との対話から平和や和解について理解を深めるプログラムを開催!

世界46カ国・約400件の実践機会を提供するタイガーモブは、2021年6月26日、6月27日の二日間にわたり、当事者との対話から平和や和解を考えるオンラインプログラム「ルワンダ虐殺の被害者と加害者に出会う -分断をつなぐ対話のチカラ」を開催します。

オンラインで虐殺のサバイバー(被害者)と加害者それぞれと、直接対話することができます。平和について考えたい方や、教科書の出来事を自分事として捉えたい方にオススメのプログラムです。

世界最大規模の虐殺が起こったルワンダ

1994年、世界を震撼させた出来事が、東アフリカの小国、ルワンダで起きました。

植民地支配から独立したルワンダですが、1994年、当時の大統領が乗った飛行機が墜落したことが引き金となり、兼ねてから緊張状態に合ったフツ族とツチ族の対立が、大量虐殺に変わったのです。

たった100日ほどで100万人以上が亡くなりました(※)。

現在は、「アフリカのキセキ」と言われる経済発展を遂げたルワンダですが、虐殺からまだたったの27年。人々の心の中には大きな傷があります。

近所の顔見知りまでが殺害に加担したという、きわめて悲惨な出来事を、ルワンダの方はどう乗り越えているのでしょうか?

 (※:国連によると、推計によると100万人以上が亡くなったとされています)

顔の見える当事者から話を聞くことで、ジブンゴト化する

私たちは日々ニュースや新聞を通して世界中で起きている様々な出来事を目の当たりにします。

ただ、世界のどこかで起きている惨状を聞いても、私たちの日常に直接影響はなく、10分後にはそのニュースを見たことすら忘れてしまっている、というのが実状ではないでしょうか。

ましてや、他の国と比較して平和とされる日本に住みながら「平和」や「和解」について考えることは簡単ではありません。なぜそんなことが起きるのか、なぜそんなにも争うのか、想像できないことも少なくありません。

しかし、一度異国に足を踏み入れ、そして現地の人と交流し、そのやさしさに触れた人は、その地を去った後でも、その地域の出来事が自分事として感じるようになります。

この自分事化こそが私たちが平和について理解を深めるきっかけとなるのです。

加害者・被害者双方と対話する

当たり前ですが、2つ以上の違う立場の人がいるからこそ、そこに「対立」や「争い」が生まれます。

そして当事者ではない私たちが理解を深めるためにはどちらか一方の立場ではなく、双方の話を聞くことが重要です。

今回のルワンダ大虐殺でいえば、フツ族とツチ族の対立により近所の人見知りまでが殺し合う状況に発展してしまいましたが、その背景には何があるのかを双方との対話で紐解きます。

この出来事から学び、私たちの身の回りの出来事について考える

私たち人類は、分断と和解を繰り返してきました。自分たち(us)と他者(them)の間に線引きをし、他者に対するちいさな偏見が、差別となり、時に虐殺といった悲劇を生むこともあります。

それは国家規模、民族規模のこともあるし、学校や職場など身近なコミュニティでも起こりえます。実際に当事者との対話を通して、分断、そして和解を考えます。そして、私たちの身近な問題にも着目し、これからのアクションを考えましょう。

プログラム概要

  • 開催日時:6/26(土)、6/27(日) 17:00-19:30
  • 開催方法:オンライン
  • 必要なスキル・資格:日常会話レベルの英語力、英語でコミュニケーションをしようとする気持ち、オープンマインド
  • 参加費用:社会人5,500円/大学生・大学院3,300円/高校生以下2,200円(税込)
  • 申し込み・詳細:募集ページ

言語について

  • 対話は基本的に英語で行います(加害者の方は、キニアルワンダ語を話すので、ルワンダ人の方に通訳に入ってもらいます)
  • 英語に不安がある方に向けて、チャットでスタッフが日本語のフォローを行います

講師について

クロード・ムガベさん(Claude Mugabe)

8歳だった1994年、ルワンダでジェノサイド(大虐殺)が起きた。同国東部州に家族と暮らしていたが、父や4歳の妹、多くの親類が殺された。サバイバー(生存者)の立場で、首都キガリ市にあるジェノサイド記念館でガイドを務め、ルワンダの経験や、自身の体験を語り続けている。

身に付く力・得られる経験

  • 立場の異なる人との対話
  • 平和、分断、和解に関して、多角的に考える機会
  • ルワンダのジェノサイドに関する理解
  • 英語でのコミュニケーション、ディスカッション
  • 基礎的なインタビューのスキル
  • 一定の配慮が必要な方との対話の経験

こんな人を求めています

  • 平和について考えたい
  • 世界の出来事を学びたい
  • 対話を通して、分断や和解について考えたい
  • 教科書の出来事を、ひととの交流を通して自分事としてとらえたい 

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