アプリリア・トゥアレグ・レーシングチームは、2025年アフリカ・エコ・レースで2年連続の総合優勝を成し遂げました。
ヤコポ・チェルッティ選手が昨年に続きチャンピオンに輝き、若手のマルコ・メニキーニ選手が25歳以下クラスで優勝、さらに総合6位という成果を挙げました。厳しい条件のもと、チームの連携と革新的なバイク性能が際立つ結果となりました。
チームの快挙、過酷なレースで証明された強さ
2025年アフリカ・エコ・レースは、モロッコ、モーリタニア、セネガルを縦断する6,000km以上のルートで行われました。このレースは、ライダーとバイクに極限の試練を課す過酷な大会として知られています。
その中で、ヤコポ・チェルッティ選手は技術的なトラブルや複雑な地形といった数々の課題に直面しましたが、最後まであきらめることなく挑戦を続けました。
5つのステージ優勝と2つの表彰台を獲得し、チェルッティ選手の集中力とトゥアレグ・ラリーの高い性能が勝利を支えたのです。また、フランチェスコ・モンタナリ選手も3回の表彰台とステージ優勝を達成し、今後のさらなる活躍を期待させる走りを見せました。
若手メニキーニ選手の躍進とチームの連携
マルコ・メニキーニ選手は、初日から困難に見舞われながらも、持ち前の粘り強さで成果を残しました。ジュニア25歳以下クラスでの優勝に加え、マルチシリンダークラスで3位、総合順位でも6位という素晴らしい結果を収めました。
特にモーリタニアのステージでは抜群の走りを見せ、チームの期待に応えました。
この結果は、グアレスキ兄弟率いる「G Corse」との緊密な連携と、メッツラーをはじめとするパートナー企業の協力があってこそ実現したものです。すべてのライダーが粘り強く挑戦を続けた姿勢は、多くのファンに感動を与えました。
アプリリアの歴史と未来、オフロードへの挑戦
アプリリアは、1970年代にオフロードレースで活躍を始めたブランドであり、長年にわたり数々の伝説を築いてきました。
1989年にはパリ-ダカールラリーにトゥアレグで参戦し、2024年にはアフリカのラリーシーンに復帰。その翌年もアフリカ・エコ・レースで総合優勝を果たし、トゥアレグ660が持つ多用途性と信頼性を世界に証明しました。
今回の連覇を通じて、アプリリアはオフロードレース界での地位をさらに確固たるものとしました。この成果を原動力に、今後もアプリリアは進化を続け、ラリーシーンでの活躍を期待させるでしょう。
- 記事提供元:アプリリア・トゥアレグがアフリカ・エコ・レースを2年連続で総合優勝の快挙|PR TIMES