アフリカに挑戦する日本人を応援するオンラインコミュニティ”AI-HUB”では、「アフリカへの挑戦を共に進める仲間をつくる」ことを目的に、学びと交流の場を運営しています。
その一環として、先日 「ナイジェリア映画“ノリウッド”徹底解説」勉強会を開催しました。
日本ではまだ多く語られていないノリウッドについて、参加者の皆さんとともに歴史から産業的な価値、そして作品の魅力まで深く考える機会となりました。
本記事では、ノリウッドの面白さについて紹介した勉強会の内容をお届けします。
ノリウッドとは?
ナイジェリア映画産業を指す名称で、作品数では既に世界2位です。
アフリカの多様性と活気を象徴する存在でもあります。
| 映画産業 | 年間制作本数 | キーワード |
|---|---|---|
| ハリウッド(米) | 約600本 | 巨大市場・大作映画 |
| ボリウッド(印) | 約1,500本 | 歌・ダンス・娯楽 |
| ノリウッド(尼) | 2,500本以上 | 日常・社会のリアルを描写 |
豪華な映像体験ではなく、生活者の視点と社会問題を描く映画が中心です。
どうやって成長してきたのか?
ノリウッドには、波乱に満ちた歴史があります。
- 1970年代(映画館ブーム):石油産業の発展が国民所得を押し上げ、娯楽として映画が普及。外国映画が中心だった上映環境を変えるため、政府が映画産業の国有化を進めます。
- 1980年代(暗黒期):経済危機により、設備輸入の困難や治安悪化が広がり、業界は衰退。
- 1992年(VHS革命が起点に):家電ディーラーのアイデアから生まれた 低予算映画×VHS直販ビジネスが一大市場へ!
「安く・早く・大量に」作れるという革新がノリウッドのDNAになりました。
ニューノリウッドの時代へ
2010年代以降、変化が加速します。
- シネコンの誕生
- 海外で専門教育を受けた監督の台頭
- Netflix・Amazonによる多額投資
その結果、量だけでなく“質”でも世界が注目する映画産業へ変貌を遂げました。現在、ノリウッドの社会問題を深く掘り下げる姿勢は、国際映画祭でも高い評価を得ています。
国を動かす成長エンジン
ノリウッドは「文化」だけでなく「経済」も押し上げています。
- 直接雇用30万人以上
- 間接雇用100万人規模
- 約14億ドルのGDP貢献
- 2024年には国内興行収入で外国映画を逆転
アフリカは資源の大陸、と語られることが多いですが、今や創造産業が成長を牽引しています。アフリカの変化を象徴する分野の一つだと言えます。
作品に込められたメッセージ
ノリウッドの多くは「オーラルトラディション(口承文化)」が根底にあります。
物語の多くは、悪は罰せられ、善が報われる内容となっています。
よく扱われるテーマは以下の通りです。
- 黒魔術や宗教観
- 汚職・権力構造
- 家族問題・社会格差
つまり、映画が 社会の記録・警告・教育を担っているのです。
また、ストリーミングにより検閲回避が可能になり、さらに大胆な表現が生まれています。
AI-HUBの推しノリウッド作品(Netflix)
| 作品 | ジャンル | ポイント |
|---|---|---|
| The Black Book | サスペンス | 世界69カ国でTOP10入りの大ヒット |
| Lionheart | 社会派ドラマ | ナイジェリア初のNetflixオリジナル |
| The Wedding Party | コメディ | 文化の違いから笑いが生まれる大人気作 |
| King of Boys | 政治スリラー | 汚職構造に切り込む重厚なストーリー |
どれもナイジェリアの“今”が見える作品です。
AI-HUBの活動紹介!
AI-HUBは、日本とアフリカをつなぐコミュニティです。映画や音楽など文化の入り口から、ビジネス・社会課題まで一緒に学び、つながり、挑戦します。
今回の勉強会の様子はアーカイブ動画として提供しています。また過去の勉強の動画も全てご覧いただくことが可能です。
提供していること:
- 隔週でのオンライン勉強会
- 現地拠点(ケニア・ジェンガハウス)との連動
- アフリカビジネスラボ等の交流イベント
- プロジェクトの支援
- 過去の勉強会のアーカイブ動画
これからもAI-HUBは、「知る」から「挑む」へを応援します。
一緒に、アフリカをもっと面白く。引き続きAI-HUBの活動にご期待ください。
12月も2回の勉強会の開催を予定しています!リアルタイムではAI-HUB会員でなくても無料で参加できますので、ぜひAI-HUBのSNS・公式サイトをチェックください!





















