アフリカの子どもたちとまく、未来への種！PLAS、春の募金を開始！

02/24/2025

特定非営利活動法人エイズ孤児支援NGO・PLASは、厳しい社会環境や家庭の事情により夢を持つことができないアフリカの子どもたちのために、「春募金」を開始しました。

ケニアのビタ準群では、貧困により多くの子どもが教育を受ける機会を失っています。特に、女の子たちは性と生殖に関する知識不足から若年妊娠のリスクに直面しています。

本プロジェクトでは、教育支援や性教育の提供を通じて、子どもたちが「自ら選択できる人生」を築けるようサポートします。募金は、親子支援事業や性教育事業、組織基盤強化事業に活用され、持続可能な未来を創出するために役立てられます。

アフリカの子どもたちが直面する現実

アフリカは近年、通信技術やインフラ開発の分野で急速な経済成長を遂げています。しかし、依然として貧困問題が深刻であり、多くの子どもたちが厳しい生活を強いられています。特に、サブサハラ・アフリカでは約2億3,700万人の子どもが極度の貧困下で暮らしており、基本的な教育を受ける機会を得られないままとなっています。

PLASが活動するケニアのビタ準群では、住民の約6割が1日2.15ドル以下で生活しており、食糧の確保すら難しい状況です。このような経済的な背景から、多くの子どもたちは学業を続けることが困難であり、5人に3人が中等教育に進学できません。

さらに、この地域では若年妊娠の問題が深刻であり、男性優位の社会構造や性教育の不足が背景にあります。統計によると、10代の少女の3人に1人が妊娠・出産を経験しており、教育の継続が妨げられています。

国連の世界人口予測2024年版によると、サブサハラ・アフリカの人口は2054年までに79%増の約22億人、2100年までにはさらに51%増の約33億人に達するとされています。この地域では、今後も若年層の人口比率が高く、貧困の連鎖を断ち切るための支援が一層求められています。

PLASの春募金が支える3つの事業

PLASは、アフリカの子どもたちが教育を受け、前向きな未来を築けるよう、3つの事業を展開しています。

親子支援事業
子どもたちが学校に通い続けられるよう、親に対して教育の重要性を伝える活動を行います。家庭の経済的な事情や親の理解不足により、学業を中断する子どもたちが多くいます。PLASは、こうした家庭に寄り添い、教育継続のサポートを行います。
性に関する教育事業
特に女の子たちに対し、望まぬ妊娠を防ぐための性教育を提供します。性と生殖に関する正しい知識を身につけることで、将来の選択肢を広げ、自立した生活を送るための力を養います。
組織基盤強化事業
地域のパートナー団体と協力し、継続的に支援を提供できる体制を整えます。一過性の援助ではなく、長期的に子どもたちとその家庭を支援できるよう、持続可能な仕組みを構築しています。

この春募金では、4月から9月までの間にこれらの事業を支えるための資金を募ります。