HAKKI AFRICA、SMBCベンチャーキャピタルとソーシャルインパクト創出に向けた覚書を締結!

株式会社HAKKI AFRICAは、SMBCベンチャーキャピタルと、新興国におけるソーシャルインパクト創出および測定に関する覚書(MOU)を締結しました。

本覚書は、SMBCベンチャーキャピタルのインパクト投資第一号案件であり、HAKKI AFRICAがケニアで展開するタクシードライバー向け融資事業の社会的影響を可視化するための重要なステップとなります。

両社は今後、知見の共有やインパクト指標の定期的なモニタリングを実施し、金融包摂の促進に貢献していきます。

HAKKI AFRICAとSMBCベンチャーキャピタルが覚書を締結

HAKKI AFRICAは、第三者割当増資の一環として、SMBCベンチャーキャピタルとソーシャルインパクトの測定に関する覚書を締結しました。本覚書により、HAKKI AFRICAの事業が現地のタクシードライバーにどのような影響を与えるのかを具体的に測定することが可能になります。

特に、ドライバーが融資を完済した後の可処分所得の変化や、完済に至った顧客の数などを継続的にモニタリングし、投資の成果を明確に可視化することを目的としています。

新興国では、多くの個人事業主が銀行からの融資を受けることが難しく、事業拡大や資産形成の機会が制限されています。

HAKKI AFRICAは独自のアルゴリズムを活用したクレジットスコアリングシステムを開発し、銀行の与信基準に頼らずに、ドライバーが車両購入資金を確保できるよう支援しています。これにより、安定した収入の確保や生活の向上が期待され、現地経済の発展にも寄与すると考えられています。

SMBCベンチャーキャピタルは、この取り組みを通じて、新興国市場におけるインパクト投資の可能性を広げ、社会的価値の高いビジネスの成長を支援することを目指しています。

本覚書の締結は、単なる資金提供にとどまらず、投資が社会に与える影響を定量的に測定し、持続可能な成長モデルを確立するための一歩となります。

タクシードライバー向け融資事業の課題と解決策

アフリカでは、多くのタクシードライバーが銀行融資の対象にならず、事業用の車両を購入することが困難な状況にあります。そのため、多くのドライバーが個人オーナーから車両を借りる形で営業を行っており、安定した収益を確保するのが難しくなっています。

このような背景から、HAKKI AFRICAは独自の金融商品を開発し、与信審査を迅速かつ正確に行うことで、ドライバーが自らの車両を購入できる仕組みを構築しました。

同社のクレジットスコアリングシステムは、従来の銀行審査とは異なり、ドライバーの過去の運転履歴や収入データなどを基に、より柔軟な審査を可能にしています。

このシステムを利用することで、多くのドライバーが低リスクで融資を受けることができ、事業の安定化を図ることができます。また、融資完済後には可処分所得が増加し、さらなる経済成長への貢献が期待されています。

今後、SMBCベンチャーキャピタルとの協力により、この融資事業の社会的影響を定量的に測定し、さらなる改善策を講じることが可能になります。特に、ドライバーの収入向上や経済的自立に対する具体的な影響を分析し、持続可能な金融ソリューションの提供を目指します。

テクノロジーを活用した新興国における信用構築の未来

HAKKI AFRICAの目標は、「誠実な努力が報われる社会」の実現です。同社はテクノロジーを最大限に活用したクレジットスコアリングを通じて、「誠実に信用を築くことこそが、豊かな人生への近道である」という価値観を新興国に浸透させようとしています。

特に、従来の銀行融資が困難だった人々に対して、独自の信用評価システムを提供することで、金融包摂を推進しています。

現在、世界には約18億人の金融アクセスを持たない人々がいるとされています。これらの人々に対して、従来の金融機関とは異なるアプローチで信用を提供し、経済的な機会を拡大することが求められています。

HAKKI AFRICAは、この課題に対して実用的な解決策を提供し、持続可能な金融システムの構築を目指しています。

SMBCベンチャーキャピタルとの提携により、今後はより多くのデータを活用し、信用評価の精度を向上させることが可能になります。これにより、新興国における金融サービスの質を高め、より多くの人々が経済的な自立を達成できるようになることが期待されます。

HAKKI AFRICAは、今後もテクノロジーを駆使し、金融包摂の新たな歴史を築いていく方針です。


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