せいぼがマラウイで展開する学校給食支援が日本の学生による国際協力と学びに繋がる!

アフリカ南東に位置するマラウイで学校給食支援を展開する特定非営利活動法人せいぼは、政府・地方行政・地域社会と連携し、持続可能な仕組みを構築しています。

その活動は日本にも広がりを見せ、東京都の中高一貫校・ドルトン東京学園の生徒たちが学内イベントでのコーヒー販売を通じ、約2,400食分の給食支援を実現しました。給食という日常の一部が、国際協力・教育・地域づくりとつながる連鎖が広がっています。

マラウイで進む政府連携型の給食支援モデル!

特定非営利活動法人せいぼ(以下、せいぼ)の現地パートナーである「Seibo Maria Malawi」は、マラウイ政府の「学校健康栄養政策」や「国家社会支援プログラム」と連動しながら、給食支援を展開しています。

地区教育マネージャー(DEM)、地区栄養調整委員会(DNCC)、地区執行委員会(DEC)といった地方行政と連携し、支援校の選定やモニタリング、データ共有を実施しています。

さらに、村長や学校運営委員会といった地域関係者を巻き込み、透明性と説明責任、そして地域の“所有感”を高めることで、支援の質と継続性を確保しています。

また、ボランティアや教職員の能力開発も並行して行うことで、地域の中に持続可能な給食基盤を育てています。

日本の生徒たちから生まれた2400食分の支援!

このような国際連携は日本の学生たちにも影響を与えています。

2025年3月16日、東京都にあるドルトン東京学園中等部・高等部では、学内イベント「ドルトンEXPO」において、マラウイの子どもたちに学校給食を届けるためのコーヒー販売が行われました。

この取り組みは、同校の探究学習プログラム「テーマラボ」の一環として生徒たちが企画・実行したもので、せいぼとの連携のもと、現地課題を理解するための学習や広報準備、販売戦略の立案などを生徒たちが主体的に進めました。

その結果、4時間の販売活動で学校給食約2,400食分に相当する売上を達成し、1杯のコーヒーが子どもたちの未来を支える力になることを来場者に体感させる貴重な機会となりました。

給食支援から教育・健康・地域づくりへつながる

せいぼが進める活動の根幹には、政府・地域社会との連携に加え、教育現場とのつながりがあります。

ドルトン東京学園の事例のように、教育機関での学びが実社会と結びつくことで、次世代の若者が自ら行動を起こす力を育むことが可能になります。

給食支援は単なる食の提供にとどまらず、教育・健康・地域づくり・国際協力といった多面的な価値を含む取り組みであり、こうしたつながりを支える仕組みが今後の国際社会において重要性を増していくことは間違いありません。

せいぼは今後も、国境を越えて共に取り組むパートナーと連携しながら、子どもたちの「学び続ける力」を支えていくことを目指しています。


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