株式会社スプリックスは、エジプト教育省と数学およびICT・プログラミング教育分野の教科書共同開発ならびに全国規模での国際基礎学力検定「TOFAS」導入に関する協力覚書を締結しました。
本取り組みは2025年4月に署名された基本意向書を土台に、教育改革を本格的に実行段階へ移すものです。
約14,000校・100万人を対象にした試験導入の実績を踏まえ、教育カリキュラム改革やデジタル教材活用を進めることで、エジプトの教育水準向上と日本発教育コンテンツの国際展開が加速します。
教科書共同開発で数学・ICT教育を刷新
スプリックスとエジプト教育省は、数学およびICT・プログラミング分野におけるカリキュラム・教材の共同開発を進めます。対象は小学校1年生から高校3年生までと幅広く、ICT・プログラミング教育については小学校4年生から段階的に導入される予定です。
まずは小学校段階での新教材の活用から開始し、その後中等教育段階へと拡大していきます。教材開発にあたっては、スプリックスが国内で培ってきた「フォレスタ」シリーズの教材開発ノウハウが活かされるほか、日本式の論理的思考力育成や問題解決型学習が取り入れられます。
また、教師の指導力強化にも重点を置き、現場の教育力そのものを高めることを目指します。日本発の教育モデルを現地制度に組み込むことで、単なる輸出にとどまらず持続可能な教育改革を推進する点に大きな意義があります。
全国規模でのTOFAS導入と学力データ活用
今回のMOUの柱の一つが、エジプト全国における国際基礎学力検定「TOFAS」の定期実施です。TOFASは数学の基礎力を国際基準で測定する試験であり、すでにエジプト国内約14,000校・100万人を対象に試行され、その成果が高く評価されてきました。
今後はこれを有償で全国的に展開し、定期的に生徒の学力を測定していきます。収集される客観的データはカリキュラム改訂や授業改善に直結し、教育の質をデータに基づいて改善する仕組みが整います。
これにより、教育省は各地域や学校間の学力差を把握し、重点的な支援を行うことが可能になります。全国規模での学力測定とフィードバック体制は、教育改革の実効性を高めるとともに、国際的な教育評価のモデルケースとなることが期待されます。
デジタル教材と日本式改善サイクルの導入
スプリックスはさらに、エジプト教育省が運営するオンラインプラットフォームを通じて、週次テストや予習・復習に活用できるデジタル教材を全国の学校に提供します。
これにより、生徒は自宅や学校での学習成果を定期的に確認でき、教師は結果を基に授業計画や指導法を改善することが可能になります。
日本の教育現場で実践されてきた「学ぶ→測る→改善する」という教育改善サイクルを制度的に導入することで、学習者一人ひとりの習熟度に応じた教育が実現されます。
本プロジェクトは単に教材提供にとどまらず、持続可能で質の高い教育システムを現地に根付かせる取り組みであり、中東・アフリカ諸国への波及効果も期待されます。
スプリックスは「教育で人生を新しく。」という理念のもと、世界各国での教育改革支援を続けていく方針です。
- 記事提供元:エジプト教育省と数学・ICT教育分野の教科書共同開発および国際基礎学力検定「TOFAS」の全国導入に関する協力覚書を締結|PR TIMES
















