ニジェール、コートジボワール、エジプトやモロッコなどで広がった反政府運動「アラブの春」によって政情不安が高まっているにも関わらず、アフリカの産金業界は最も成長を遂げいてる地域になっています。
マリの新政府はランドゴールド社に対して例外的に産金許可書を発行しています。同社は年間70万オンス、約12億ドル(約1,450億円)相当の金を産出しており、同社からの税収はマリ経済の最大の収入源となっています。
トムソン・ロイター傘下の調査会社GFMSによると、ブルキナファソやコートジボワール、エジプトなどで次々と新規鉱山が操業を開始したこともあり、アフリカの産金量は08年から68%増えています。金価格は5年ぶりに安値に下落していますが、安い新技術を採用することで採掘コストを下げているため、新規鉱山は収益性を維持しているそうです。
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(引用元:Bloomberg)