ユニセフによると、アフリカの女学生の“1/10”は生理が原因で、学校に通学できていないそうです。またウガンダの12~17歳のグループを対象にした月経管理の研究では、トイレと生理用品の不足、そしてイジメが原因で、女の子1年間の欠席率が11%に及んでしまうことが明らかになっています。欠席している間に学習に追いつけない女の子は、退学に追い込まれてしまうそうです。
そんな状況で立ちがったのが、インターンシップでウガンダに来ていたプロダクトデザイナーのDiana Sierra氏です。彼女は「Be Girl」という会社を立ち上げ、生理中でも学校に行きたい女の子のために「特別なパンティー」を開発しました。
シエラ氏は、デザインで最も重要なことは「排他的ではない」ことだと述べています。これからのプロダクトデザインは、デザイン性のみが重視されてるのではなく、再利用・長期使用が可能か、低価格か、環境に配慮されているかなど、全てのヒトやモノに歩み寄っていること、すなわち協調的であることも重要となるのかも知れません。
Photo by Rizzarr
引用元:Be Inspired